大谷巡る決断が「いまだに刺さっている」 エンゼルスが抜け出せない悲しい現状「常に最下位付近」
米国の権威ある野球専門誌が、米大リーグチームのファームシステムのランキングを発表。最下位にランクされたエンゼルスには、大谷翔平投手にまつわるある決断の影響が、「いまだに痛いもの」として球団内に残っているという。

米国野球専門誌発表のファームランキングで最下位
米国の権威ある野球専門誌が、米大リーグチームのファームシステムのランキングを発表。最下位にランクされたエンゼルスには、大谷翔平投手にまつわるある決断の影響が、「いまだに痛いもの」として球団内に残っているという。
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米国の野球専門誌「ベースボール・アメリカ」が公開したのは、「2025年MLBファームシステム全30チームのランキング」。各チーム傘下に所属する有望選手の価値や数、育成能力を元に順位付けがされており、レッドソックスが1位。マイナー契約で佐々木朗希投手を獲得したドジャースが3位となっている。
ここで最下位の30位に沈んだのがエンゼルスだ。記事によると「エンゼルスは、このランキングでは常に最下位付近をさまよっている」とし、その理由について「ザック・ネトやノーラン・シャヌエルのような選手を他のチームよりもずっと早く招集しているからである」と、成長しきっていない選手を、早めにメジャーに昇格せざるを得ない辛いチーム事情を理由に挙げている。
特に「2023年にショウヘイ・オオタニをトレードして、補強しないという決断は、いまだに痛いものだ」とし、同年シーズン中に他チームの若手有望株と大谷とのトレードを画策しながらも断念。同オフにフリーエージェント(FA)で移籍を許したことが、今でも悲しいチーム事情に尾を引いてるとした。
昨季のエンゼルスは、63勝99敗でア・リーグ西地区の最下位に沈み、10年連続でプレーオフ出場を逃した。オフにはアストロズから菊池雄星投手を獲得するなど補強も敢行。抜擢された若手たちが飛躍し、浮上のきっかけをつかめるだろうか。
(THE ANSWER編集部)
