ベンチで流した悔し涙を公開「貴女は多くの人に刺激を与えた」

　テニスの4大大会・全豪オープンは26日、女子シングルス決勝で世界ランク4位・大坂なおみ（日清食品）が同6位ペトラ・クビトバ（チェコ）を7-6（7-2）、5-7、6-4で破り、日本人初優勝。全米オープンに続く連覇を達成した。敗れたクビトバは第2セットから驚異の追い上げを見せるも力尽きた。試合直後、ベンチに座り、涙を堪えるシーンを大会公式ツイッターが公開。「顔を上げて。貴女は多くの人に刺激を与えた」と労いを送っている。

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　悔しさが涙となってあふれ出た。敗戦直後、クビトバは大坂とにこやかに握手を交わし、ベンチに戻った。しかし、会場が暗転した中で大きな瞳からこぼれるものがあった。頭を抱え、顔を上げると目元をぬぐい、涙を隠した。

　第2セットでチャンピオンシップポイントを3度握られながら、驚異の巻き返しで第3セットまで持ち込んだ。ただ、頂点にはわずかに届かなかった。大会公式ツイッターは実際のシーンを動画付きで公開し、「顔を上げて、ペトラ・クビトバ。貴女は多くの人に刺激を与えた」と労った。

　強盗に襲われ、利き腕の左手に大怪我を負いながら、果たした復活劇。そんな苦難の道を知る海外ファンからも感動の声が続々と上がっている。