卓球日本の夜明け 42年ぶり表彰台4種目 「48年ぶり」3連発でメダル5個の快挙
卓球の世界選手権(デュッセルドルフ)は5日、閉幕した。躍進を演じた日本は4種目で計5個のメダル獲得した。4種目、計5個以上は、ともに1975年カルカッタ大会(4種目、計6個)以来、42年ぶりの快挙。歴史的な旋風を巻き起こした大会となった。
美宇が、みまひなが、石川が…“歴史的”世界選手権閉幕、今大会メダル一覧
卓球の世界選手権(デュッセルドルフ)は5日、閉幕した。躍進を演じた日本は4種目で計5個のメダル獲得した。4種目、計5個以上は、ともに1975年カルカッタ大会(4種目、計6個)以来、42年ぶりの快挙。歴史的な旋風を巻き起こした大会となった。
「何十年ぶり」の進出、メダル獲得――。今大会、何度も聞かれたフレーズだ。それが、卓球ニッポンの躍進を物語っていた。
火付け役となったのは、混合ダブルスだ。吉村真晴(名古屋ダイハツ)、石川佳純(全農)が4強進出し、第1号となるメダルを確定。さらに勢い止まらず、決勝も勝ち、金メダルをもたらした。これは、48年ぶりのこと。吉村石川組は前回大会も銀に輝いており、同一ペアで2大会連続メダルを獲得したのは52年ぶりだった。
これに続いたのが、男子ダブルス。大島祐哉(木下グループ)、森薗政崇(明大)は48年ぶりの銀メダル。丹羽孝希(スヴェンソン)、吉村真晴(名古屋ダイハツ)組も銅メダルを獲得した。
女子も躍進を見せた。女子シングルスで平野美宇(エリートアカデミー)が48年ぶりの銅メダルを獲得。女子ダブルスでは伊藤美誠(スターツSC)、早田ひな(希望が丘高)組が16年ぶりの銅メダル。16歳での表彰台は同種目、大会史上最年少だった。
こうしてみると、半世紀前後に及ぶ歴史的な記録がズラリ。ドイツの地でニッポン卓球に夜明けが訪れた。