大相撲で場内騒然の珍事 即座に気づいた行司の所作にネット感嘆「手際の良さ」「美しい」
大相撲初場所(一月場所、東京・両国国技館)の土俵上で珍事が発生した。3日目の御嶽海―美ノ海の一番で「まわし待った」があり、取組が一時中断。滅多に見ることのない行司の所作にネット上のファンから「美しいよね」といった声が上がっている。
大相撲初場所
大相撲初場所(一月場所、東京・両国国技館)の土俵上で珍事が発生した。3日目の御嶽海―美ノ海の一番で「まわし待った」があり、取組が一時中断。滅多に見ることのない行司の所作にネット上のファンから「美しいよね」といった声が上がっている。
立合いから御嶽海が攻勢に進めた一番。だが、美ノ海が一枚まわしの上手をとった時点で御嶽海のまわしが緩んでしまった。すかさず行司の木村秋治郎が組み合った両者の背中を叩き「待った」をかけて中断。場内が騒然とする中、行司は御嶽海の締め込みの結び目部分を引っ張り上げ、端を下から上に通して調整した。その後、美ノ海の結び目も調整すると、再び両者の背中を叩いて再開。35秒間の中断の末、最後は御嶽海が寄り切りで白星を手にした。
行司の判断で十両以下の土俵でも時折見かける「まわし待った」。幕内での出来事とあって目撃した視聴者も多かったようで、ネット上では「初めての相撲用語です」「そんなんあるんだ」「あの判断はファインプレーだったな」「本当にハラハラした場面やった」といった声が上がった。
一方で「木村秋治郎の手際の良さ」「軍配の長打ち紐を口にくわえてしっかり〆治し ついでに美ノ海のまわしも〆て素晴らしい」「行司さんがまわし待ったをして、まわしを直す際に、軍配の紐を口に咥えて軍配を背後に回すのって美しいよね」など、行司の所作の美しさに対して感嘆の声も上がっていた。
(THE ANSWER編集部)