カステヤノスが日本観光を回顧

　米大リーグ・フィリーズのニック・カステヤノス外野手が米ポッドキャスト番組に出演し、今オフ旅行で満喫した日本に対する印象を語った。「全ての細部にこだわりを持っている」と異国の文化を絶賛。さらにその特徴は、日本人選手の大リーグでの活躍にもつながっていると指摘した。

　米ポッドキャスト番組「ザ・クリス・ローズ・ローテーション」に出演したカステヤノスは、日本行きを決めた理由について「ジェス（妻）と僕、両方にとって初めてのアジア旅行だった。僕はいつもアジアの文化を面白いものだと思っていた。だから日本は間違いなく、僕とジェスにとって興味の対象だったんだ」と語った。

　箱根や築地、京都などを満喫。訪れた先々で日本文化に触れ「彼らはとても細かいところまで注意を払う。それは何事にも言える。料理などでは全ての細部にこだわりを持っている」と称賛を惜しまなかった。

　その上で「野球においても同様だと確信している」と日本野球にも言及。昨季はドジャースの大谷翔平投手が、大リーグ史上初の「50本塁打＆50盗塁」を達成し、カブスの今永昇太投手がナ・リーグのサイ・ヤング賞投票で5位に入るなど、日本人選手の活躍が目立った。カステヤノスは「アメリカにやってきた日本人が成功できることに驚きはないよ」と、この現象には日本の文化も影響していると見ている。

　カステヤノスはメジャー通算233本塁打の32歳。2022年の開幕前に、5年総額1億ドル（約150億円＝当時）の契約を結びフィリーズ入りしている。妻のジェシカさんは11月下旬から、家族での日本観光の様子をインスタグラムでたびたび報告し、話題となっていた。