LA山火事で「全て失った」敵将の息子に…レイカーズ戦後の粋な計らいを米記者称賛「素晴らしい振る舞い」
米プロバスケットボール(NBA)のレイカーズは13日(日本時間14日)、本拠地でスパーズと対戦。102-126で敗れた。7日(同8日)から発生した山火事で被害を受けたロサンゼルスのコミュニティに捧げられた試合。スパーズのビクター・ウェンバンヤマらスター選手が被害を受けた敵将に粋な計らいを見せると、米記者から「素敵な瞬間」「素晴らしい振る舞い」といった称賛の声が上がっている。
NBAレイカーズ―スパーズ戦
米プロバスケットボール(NBA)のレイカーズは13日(日本時間14日)、本拠地でスパーズと対戦。102-126で敗れた。7日(同8日)から発生した山火事で被害を受けたロサンゼルスのコミュニティに捧げられた試合。スパーズのビクター・ウェンバンヤマらスター選手が被害を受けた敵将に粋な計らいを見せると、米記者から「素敵な瞬間」「素晴らしい振る舞い」といった称賛の声が上がっている。
嬉しそうに掲げた。2人の少年に贈られたスパーズのユニホーム。ウェンバンヤマとクリス・ポールのもので、それぞれにサインが入っている。少年たちにとっては大きすぎるサイズだが、心がこもったプレゼントだった。
この2人の少年はレイカーズのJJ・レディック監督の息子たち。米スポーツ専門局「ESPN」の番組「NBAトゥデイ」の司会者マリカ・アンドリューズ氏は自身のXに「レイカーズ―スパーズ戦後のステキな瞬間:ビクター・ウェンバンヤマとクリス・ポールが、JJ・レディックの2人の息子に試合で着用したサイン入りユニホームをプレゼントした。2人の少年はともにバスケットボールが大好きで、パリセーズの火災でバスケの記念品コレクションを全て失ってしまった」とつづって、写真を投稿した。
これには米放送局「NBCスポーツ」のマイケル・J・デュアルテ記者も反応。アンドリューズ氏の投稿を引用し「これが何より大事なことだ。JJ・レディックの息子たちはパリセーズの火災で全てを失った。クリス・ポールとビクター・ウェンバンヤマによる素晴らしい振る舞いだ」と称賛した。
山火事の影響で9日(同10日)から延期となっていた同カード。試合前、レイカーズの選手たちは「THANK YOU FIRST RESPONDERS(第一対応者たちに感謝)」と記した特製Tシャツを着用して練習に臨み、山火事に対応した消防隊や救助隊、警察などへの感謝を示した。被災者に対して、選手たちによる支援や激励の動きは広がりを見せている。
(THE ANSWER編集部)