テニス全豪OPで選手嘔吐のハプニング 解説も同情「あぁぁぁ……」 係員が丁寧に清掃、何とか勝利
テニスの全豪オープン(OP)は13日、オーストラリア・メルボルンで男子シングルス1回戦が行われた。世界ランキング17位のフランシス・ティアフォー(米国)にまさかのハプニング。試合中に嘔吐してしまい、海外実況席も驚きの声を上げている。
全豪オープン
テニスの全豪オープン(OP)は13日、オーストラリア・メルボルンで男子シングルス1回戦が行われた。世界ランキング17位のフランシス・ティアフォー(米国)にまさかのハプニング。試合中に嘔吐してしまい、海外実況席も驚きの声を上げている。
世界ランク60位のアルトゥール・ランデルクネク(フランス)との試合。ティアフォーは第1セットを7-6、第2セットを6-3で取った。2-1で迎えた第4セットもゲームカウント6-5と勝利まであと1ゲーム。しかしここでプレーを止めると、コート隅へ移動し、体をかがめて具合が悪そうな姿を見せた。
体調が優れない様子で、しばらくベンチに座り休息を取る。その後も体を伸ばしたりしながら、なんとか試合に戻った。試合は約6分中断。コート上でも嘔吐していたようだ。米スポーツ専門局「ESPN」の中継で「彼は体が動いていないようですね。どこか悪いのでしょうか」と不思議そうに見ていた解説は、ティアフォーが嘔吐する姿に「あぁぁぁ……」と思わず同情していた。
コートレポーターは「この時期のオーストラリアがかなり暑くなることは周知の事実です。今日は暑いですが、酷暑という訳ではありません。しかし、ティアフォーはたった今コート上とベンチ裏で嘔吐してしまいました」と伝えた。
実況席では、係員が清掃する姿に「一つ言いたいのですが、彼は昇給を受けるべきですよ。私なら間違いなくやりたくないですからね。彼はいい仕事をしています。スプレーなどを使って綺麗にしています」と称賛も送っていた。思わぬハプニングに見舞われたティアフォーは6-7でこのセットを落としたが、第5セットは6-3でとり、セットカウント3-2で何とか勝利している。
(THE ANSWER編集部)