大相撲初場所初日

　大相撲初場所（一月場所、東京・両国国技館）が12日に初日を迎え、熱のこもった土俵が展開された。観客席では大物芸能人も続々発見され、ネット上でも話題に。84歳の国民的タレントに大物俳優、大人気の噺家が集結し、ファンから「初日は華やかですな」「相撲中継で映る圧倒的存在感」といった声が上がっている。

　新年最初の土俵は、観客席もにぎやかだった。まずテレビ中継に映って目立っていたのはタレントのデヴィ夫人。左胸部分に大きなコサージュをつけた真っ赤な服を着て、向正面の溜席で観戦していた。今場所前には大関・琴櫻（佐渡ヶ嶽）に化粧まわしを贈り、幕内土俵入りでお披露目された。観戦時は背筋を伸ばし、凛とした様子。熱戦を食い入るように見つめていた。

　さらに、砂かぶりの場所には人気落語家でラジオパーソナリティーなどでもおなじみ、76歳の笑福亭鶴光の姿も。真っ白な服で観戦しており、ネット上のファンもすぐに気づいた。さらに、78歳の俳優・西岡徳馬も来場しており、こちらもネット上で“発見報告”がされていた。

　X上のファンの間では「初場所初日は華やかで良いねえ」「今日は桟敷も楽しいなあ」「見間違えかと思ったけど、やっぱり鶴光師匠だった」「砂かぶりにいる鶴光師匠が気になって取組に集中できない」「相撲中継で映るデヴィ夫人の圧倒的存在感」「デヴィ夫人とか鶴光師匠とか、客席が豪華ですね」「夫人の服が鮮やかすぎで良き」などの声が広がっている。

　初日の土俵は波乱続出。横綱昇進を狙う琴櫻、豊昇龍（立浪）は白星を挙げたが、3場所ぶり出場の横綱・照ノ富士（伊勢ヶ濱）は若隆景（荒汐）の肩透かしの前に敗れた。また、今場所から初めて大銀杏を結った大関・大の里（二所ノ関）も翔猿（追手風）に敗れて黒星スタートとなった。