全国高校サッカー選手権準決勝

　全国高校サッカー選手権は11日、国立競技場で準決勝が行われ、前橋育英（群馬）が東福岡（福岡）に3-1で勝ち、7大会ぶりの決勝進出を決めた。FW佐藤耕太（3年）は2得点、MF白井誠也（2年）はキレキレの突破からダメ押し点を決め、ネット上のファンを「プレーがメッシっぽくて上手い」「個の力が高すぎる」などと騒然とさせている。

　2得点をあげた佐藤は1点ビハインドの後半3分、堅守を誇る東福岡のDF陣との競り合いを制して、同点弾を決める。後半9分にはオノノジュ慶吏（3年）の起点からパスをもらうと、左サイドから弧を描いたようなシュートはポストに当たりながら逆転のゴールに吸い込まれた。

　身長165センチの白井は2-1とリードした後半13分、カウンターで自陣から敵陣へドリブル突破していく。スピードでかわし、相手選手に体を寄せられてもフィジカルでキープした。右サイドのオノノジュに振ると、今度はゴール前へ走り、折り返しを流し込み、貴重なダメ押し点を決めた。

　前橋育英を決勝進出に導いた2人にネット上のサッカーファンも驚き。個人技を見せた佐藤、白井の両選手には「あのキレッキレのドリブルは化け物級だよ」「個の力が高すぎる」「名前は覚えておきたいね」「プレーがメッシっぽくて上手かった！」「メッシ！？？！　なんだ、前橋育英の白井君か…」「佐藤耕太くん上手すぎるだろ！！」「白井くんメッシやん！」などの声が上がっている。