【春高バレー】共栄学園、大熱戦の末に前回女王・就実を3-1撃破 秋本美空がスパイク70本超、19大会ぶり3度目V王手
全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)は11日、東京体育館で女子準決勝の就実(岡山)―共栄学園(東京)戦が行われた。共栄学園は身長184センチの主将・秋本美空(みく、3年)が前回女王を相手に得点を量産。3-1(25-17、21-25、25-21、26-24)の勝利で、チームを決勝に導いた。
春高バレー女子準決勝
全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)は11日、東京体育館で女子準決勝の就実(岡山)―共栄学園(東京)戦が行われた。共栄学園は身長184センチの主将・秋本美空(みく、3年)が前回女王を相手に得点を量産。3-1(25-17、21-25、25-21、26-24)の勝利で、チームを決勝に導いた。
母で2012年ロンドン五輪銅メダリストの大友(旧姓)愛さんも会場で応援する中、第1セットから秋本はスパイク、サービスエースで得点を重ねる。前回大会女王の就実を相手にブロード攻撃も炸裂させるなど止まらなかった。第1セットを先取。勢いが落ちた第2セットは落とし、第3セット序盤も拾われるシーンが目立ったものの、中盤からコースをついた見事なスパイクを決めるなど勢いが戻り、2-1と勝利に王手をかけた。
第3セット途中ですでに50本を上回るスパイクを打っていた秋本。第4セットも最初の得点を決めると、前回大会MVPに輝いている相手エース・福村心優美のスパイクをブロック。完璧なシャットアウトを見せると、サービスエースでも得点を奪って序盤のリードにつなげた。粘る就実に一時は20-20と追いつかれるも、ここで流れを切ったのも秋本のスパイク。デュースにもつれ込んだが、最後はブロックポイントで共栄が勝利した。
この試合で70本を超えるスパイクを打ち込んだ秋本は、16歳だった2023年には日本代表候補にも名を連ねた逸材。19大会ぶり3度目の優勝を狙う共栄学園は、この後行われる下北沢成徳(東京)―金蘭会(大阪)の勝者と決勝を戦う。
(THE ANSWER編集部)