ウインターカップ

　バスケットボールの第77回全国高校選手権「SoftBank ウインターカップ2024」は27日、東京体育館で女子準決勝2試合が行われ、慶誠（熊本）が78-65で大阪薫英女学院に勝利し、同校初の決勝に進出した。両軍最多の40得点、25リバウンドをマークしたロー・ジョバ（3年）は「チームのみんなが助けてくれた」と周りに感謝した。

　ゴール下で存在感を発揮した。身長187センチのジョバは第1クォーター、ポストアップすると華麗な動きで得点。相手のファウルを誘ってアンドワンを獲得した。その後も勢いは衰えず、攻守で躍動。4アシスト5スティールに加え、3ポイントシュートも2本成功させるなど、縦横無尽の活躍を見せた。

　試合後、取材に応じたジョバは「チームのみんなが助けてくれるので、1対1でボックスアウトできる。リバウンドが捕りやすいです」と仲間に感謝。「今日の相手のディフェンスが中央をしっかり締めていた。何度もターンオーバーしてしまったので、まだまだ点は取れると思う」と反省も忘れなかった。

　セネガルからの留学生のジョバ。母国のU18代表に選ばれた有望株で、今年のU18日清食品トップリーグでは得点とリバウンドの2冠に輝いた。昨年のウインターカップは負傷で出場できず。今大会は「めっちゃ楽しいです」と笑みを浮かべる。28日の決勝では3連覇を目指す京都精華学園と激突。「ディフェンスもしっかりやりたい」と強調し、「まずはダブルダブルを目指します」とし女王撃破へ意気込んだ。