2022年の名場面に再脚光

　米大リーグ・マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏は、2025年の米殿堂入り候補者28人に選ばれている。球団公式SNSはイチロー氏の名場面を振り返って殿堂入りを後押し。「見た人たち全員を笑顔にする、イチローがファンにサプライズを届ける瞬間」と記した投稿では、女性ファンを感激させた粋な計らいに再脚光。「何度見ても泣ける」と反響が広がっている。

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　女性ファンが飛び跳ねて歓喜した。マリナーズ公式Xが「“心温まる”という単語を調べたら、イチローが大ファンの1人にサプライズしたこの瞬間が出てくるだろう」と再脚光を浴びせたのは、2022年8月26日（日本時間27日）、本拠地ガーディアンズ戦前に行われた始球式。大役を務めたのは“イチロー・ガール”の愛称で知られるアイリス・スキナーさんだった。

　スキナーさんは2010年7月のヤンキース戦を右翼ポール際で観戦。当時マリナーズのライトで打球を追いかけたイチロー氏と軽くぶつかり、声をかけられて大興奮したファンとして知られる。始球式で捕手を務めるのがイチロー氏であると知らされると声を出して大喜び。マウンド手前からワンバウンドで投球し、捕球したイチロー氏と記念撮影。サインももらい、興奮収まらぬ様子だった。

“12年越し”のサプライズを振り返った球団公式Xは日本語でも「見た人たち全員を笑顔にする、イチローがファンにサプライズを届ける瞬間」とつづった。色褪せぬ感動に、日本のファンからは「何度見ても泣ける」「このエピソードめっちゃ好き」「これめっちゃ覚えてる。可愛いファンだよね」「いつ見ても最高の映像や」「キュートすぎてこれめっちゃ好き」といった声が寄せられた。