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有馬で武豊が2度も駆使した“神の手” 大御所の粋な演出で迎えた大団円に広がる感動「まつりだった」

中央競馬の総決算となる第69回G1有馬記念(芝2500メートル)が22日に中山競馬場で発走となる。2017年に圧倒的な1番人気を背負ったキタサンブラック(父ブラックタイド、清水久)は堂々の逃げ切り勝ち。現役ラストランを見事に飾った。レース3日前と本番で2度も発揮された武豊騎手の“神の手”が話題に。ネット上のファンからは「怖いくらいの神引き」「絶妙すぎる」といった声が上がっている。

2017年の有馬記念、キタサンブラックに騎乗した武豊騎手【写真:産経新聞社】
2017年の有馬記念、キタサンブラックに騎乗した武豊騎手【写真:産経新聞社】

G1有馬記念が22日に発走

 中央競馬の総決算となる第69回G1有馬記念(芝2500メートル)が22日に中山競馬場で発走となる。2017年に圧倒的な1番人気を背負ったキタサンブラック(父ブラックタイド、清水久)は堂々の逃げ切り勝ち。現役ラストランを見事に飾った。レース3日前と本番で2度も発揮された武豊騎手の“神の手”が話題に。ネット上のファンからは「怖いくらいの神引き」「絶妙すぎる」といった声が上がっている。

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 3度目の正直だった。3歳時に菊花賞を制して挑戦した有馬記念で3着。天皇賞・春、ジャパンカップを勝って臨んだ4歳時の有馬は2着。そして、大阪杯と天皇賞・春秋連覇を果たして合計6つのG1タイトルを重ねた5歳のキタサンブラックを、ファンも最後の有馬記念で単勝1.9倍の1番人気に支持した。

 ドラマは3日前の公開枠順抽選会から始まっていた。抽選に臨んだ武が引いたのは1枠2番。イン有利とされる有馬記念で絶好の枠を手にし、この時から「怖いくらいの神引き」「ゴッドハンド」「ただでさえ強いのに内枠だなんて、勝ってくださいと言ってるようなもの」といった声が上がっていた。レース本番も好発から難なく先手を主張。1周目の4コーナーを回るところで15頭を引き連れて先頭に立った。

 レースは淡々と進み、最後の直線を前にしてもキタサンブラック鞍上の武の手応えはまだ楽。絡んできたシャケトラを振り切り、インを強襲してきたクイーンズリング、外から迫ったシュヴァルグラン、スワーヴリチャードに影を踏ませることもなく逃げ切った。前半1000メートルのラップは61秒5。2着に敗れた前年が2番手通過だったとはいえ60秒8だっただけに、武の絶妙なペース配分が光った。

 レース後に行われたお別れセレモニーでは演歌歌手で馬主の北島三郎さんが感激のあまり、代表曲「まつり」を熱唱。武もおそろいの法被姿で大団円の感慨にふけった。有馬記念ウィークということで、ネット上ではキタサンブラックのラストランやセレモニーを思い出すファンの声が相次いだ。

「かわせそうでかわさせない絶妙すぎるペース配分」
「去年のタイトルホルダーでさえ逃げ切れなかったのを思うとやっぱり強かった」
「絶好枠から絶好の展開 ユタカマジックで勝つべくして勝ったレース」
「最後までまつりだったね」
「さぶちゃんうれしそうだったな」
「馬主冥利に尽きる そしてファン思いの馬主さん その場にいたかった」

 今年はG1馬が10頭も集結する超豪華メンバー。武が騎乗するドウデュースは昨年3枠5番の好枠から差し切り勝ちし、今年は天皇賞・秋、ジャパンカップからの連勝で秋古馬三冠制覇をかけてラストランに臨む。

(THE ANSWER編集部)

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