小林陵侑、強さの裏返しか 連勝ストップに欧州驚き「歴史に名残すチャンス逃した」
ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子の個人第13戦(イタリア・バルディフィエメ)は13日、小林陵侑(土屋ホーム)は合計249.2点で7位に終わり、史上初のW杯7連勝を逃した。快進撃を続けていた22歳とあって、欧州メディアも「歴史の1ページに名を残すチャンスを逃した」と驚きをもって伝えている。
史上初のW杯7連勝ならず、欧州メディアも続々報道「コバヤシ、新記録ならず」
ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子の個人第13戦(イタリア・バルディフィエメ)は13日、小林陵侑(土屋ホーム)は合計249.2点で7位に終わり、史上初のW杯7連勝を逃した。快進撃を続けていた22歳とあって、欧州メディアも「歴史の1ページに名を残すチャンスを逃した」と驚きをもって伝えている。
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小林陵は128メートルで2位につけたが、2本目は122.5メートルと失速。合計249.2点で7位に終わり、驚異の連勝劇はいったんストップした。ダビド・クバツキ(ポーランド)が初優勝を飾った。
ドイツ公共放送「ZDF」は「コバヤシ、新記録ならず」と見出しを打ち、「リョウユウ・コバヤシが歴史の1ページに名を残すチャンスを逃した。22歳は7位に終わり、史上初の7連勝はならなかった」と伝えている。オーストリア紙「クライネ・ツァイトゥング」も「ジャンプ週間王者リョウユウ・コバヤシの連勝街道は日曜日にプレダッツォで終わりを迎えた」とレポートした。
ノルウェー公共放送「NRK」も「コバヤシ、記録ならず」と見出しを打った一方、ポーランド公共放送「TVP」は「ダビド・クバツキ初優勝。リョウユウ・コバヤシを表彰台から退ける」、ドイツ公共放送「ARD」も「クバツキがコバヤシの連勝をストップ」と伝え、勝ったクバツキにとっても絶好調の日本人を破ったことに価値を置いているようだった。
試合後、自身のインスタグラムでは「good weekend(良い週末)1位と7位」とつづり、イタリアの空を舞う美しい飛型を示した2枚の写真を公開。充実感を滲ませていた。連勝こそ止まったが、それ自体がニュースになるのは目下の注目ぶりの裏返し。掴んだ手応えを着実に成長につなげていく。
(THE ANSWER編集部)