2軍戦登板もなかった鴨打瑛二、台湾ウインターリーグで覚醒

　日本のプロ野球からも若手選手が参加し腕を磨いた「2024アジア・ウインターリーグ・ベースボール（AWB）」が閉幕した。この中で巨人の20歳、身長195センチの超大型左腕が見せたパフォーマンスにファンから「バレちまうだろうが」「来年支配下いける」と驚きの声が上がっている。

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　15日に行われた決勝戦に、NPBホワイトの先発としてマウンドに上がった鴨打瑛二（かもうち・えいじ）投手は、日本の社会人選手で構成されたJABA選抜を相手に5回1/3を投げ、1安打無失点。6回に入って疲れが出たのか3四球を与え降板したものの、チームを優勝に導く好投でこの試合のMVPに選ばれた。

　創成館高（長崎）から2021年の育成ドラフト5位で指名され、3年目のシーズンを終えた20歳。195センチという長身からのボールは魅力たっぷりだ。今季は2軍での登板もなく、3軍が主戦場だった。それが台湾で行われたAWBでは4試合に先発し3勝0敗、防御率0.84と覚醒。21回1/3を投げて21奪三振を奪った。

　決勝戦を配信した「DAZN」が、ロマンあふれる投球の動画をXに公開するとファンからは「バレちまうだろうが」「来年支配下いける」「最高の結果」と、将来に期待する声が次々に並んだ。