バレー男子日本代表・ティリ新監督が会見「大変な名誉」 川合会長は「奇跡が起こった」就任に大喜び
バレーボール男子日本代表の新監督に内定したロラン・ティリ氏が2日、オンラインで行われた新監督就任内定記者会見に臨んだ。「既に実力を持ったチームに、私の監督経験を掛け合わせることで新たな力が生まれ、この先のロス五輪に向かって飛躍ができると思う」と意気込んだ。
新監督就任内定記者会見、東京五輪では仏代表で「金」
バレーボール男子日本代表の新監督に内定したロラン・ティリ氏が2日、オンラインで行われた新監督就任内定記者会見に臨んだ。「既に実力を持ったチームに、私の監督経験を掛け合わせることで新たな力が生まれ、この先のロス五輪に向かって飛躍ができると思う」と意気込んだ。
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パリ五輪まで指揮した前監督のフィリップ・ブラン氏と同じフランス出身。現在はSVリーグ・大阪ブルテオンの監督を務めている。フランス代表監督として2021年の東京五輪で金メダルに導いたほか、15年、17年のワールドリーグ優勝も経験している。
会見には日本バレーボール協会(JVA)会長の川合俊一氏、ハイパフォーマンス本部バレーボール男子強化部長の南部正司氏も登壇。ティリ氏は「日本代表は優れた選手が集った素晴らしいチーム。こうしたチームを率いて、これまでよりも更なる高みを目指せることは大変な名誉」と話した。大阪ブルテオンの監督としては任期を最後まで務め、終了後に日本代表監督に専念することになるという。
パリ五輪でメダルを期待された日本代表は、準々決勝のイタリア戦でマッチポイントを握りながら、逆転負けを喫した。ティリ氏は「世界の強豪のミドルブロッカー、ウイングなどは2メートル5~10センチの高身長の選手を揃えている。身体面の差を埋めるにはどうしたらいいか、解決しなければならない。(パリ五輪は)日本の選手が厳しい、過酷な現実を受け入れなければならなかった。ロス五輪に向けて貴重な経験」とした。
川合会長は、候補者が複数人いたことを明かしつつ「全会一致」でティリ氏が支持されたとした。「現段階で世界最高監督が日本チーム(大阪ブルテオン)を率いて、日本の風土に慣れていた。奇跡が起こった感じ」「次の五輪までに世界でメダルをとれるチームに引っ張り上げてくれることを期待している。結論としてはバンザイ。我々としては大喜び」と笑顔で就任を歓迎した。
(THE ANSWER編集部)