試合後のアリーナで

　米プロバスケットボール（NBA）のグリズリーズと2ウェイ契約を結ぶ河村勇輝のファンとの交流が注目を集めている。27日（日本時間28日）の本拠地ピストンズ戦は出場3分14秒で2得点。131-111で勝利した試合後のアリーナでさりげなく見せた行動に対し、日本人ファンから「素晴らしい」と称賛の声が上がっている。

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　大切なことは忘れていなかったようだ。試合中に「ユウキを出せ！」のチャントが沸き起こったアリーナ。2得点を挙げ、仲間と勝利を喜び合う河村は、コートにいた少年ファンに近づいた。差し出されたキャップにすらすらとサイン。最後は少年の背中に軽く手を当てた。

　米テネシー州メンフィスの地元テレビ局「ABC24」でレポーターを務めるレイチェル・フィリップスさんがXで公開した動画に映り込んでいたシーン。気付いたネット上の日本人ファンからは「試合終わってコートのこの距離までファンが近づけるのがNBAって感じです」「ファンとの距離が近いのは素晴らしい！」と振る舞いが称賛されている。

　NBAデビューから奮闘が続く状況。Gリーグと並行して経験を重ねながら成長していくことが期待されている。