2年連続3度目の受賞

　米大リーグ機構（MLB）は21日（日本時間22日）、全米野球記者協会員（BBWAA）の投票による今季の両リーグのMVPを発表し、ナ・リーグは満票でドジャースの大谷翔平投手が受賞した。メジャー1年目の大谷を知る米人気女性レポーターも特別な1枚で祝福している。

　記憶に残る写真だった。米放送局「FOXスポーツ・ウエスト」でエンゼルスのレポーターを2021年まで務めていたアレックス・カリーさんは、大谷が2018年にメジャー初本塁打を放った試合で場内インタビュー中に背後から水をかけられる瞬間を捉えた1枚を自身のXで公開。自身も大谷の横におり、笑顔ながらも懸命に水を避けている。

　カリーさんは文面で「3度目の満票MVP受賞おめでとう、ショウヘイ・オオタニ！　正直に言って、彼の偉大なキャリアの序盤を傍で見られてとてもラッキーだと思う」などと祝福。「彼は野球を変えているし、自分自身の記録も塗り替え続けている……しかもこれは始まったばかり。私たちは楽しみにしているわ！」と記した。

　米ファンからは「最高の写真の一つね」「この写真は野球の殿堂や博物館に飾られるべき」「これは素晴らしいポスターになるよ」「アメージングな写真だ」「美しい笑顔だね！」などと反響が寄せられている。

　大谷は昨年、エンゼルスでア・リーグMVPを受賞した。両リーグでの受賞は58年ぶり2人目の快挙。リーグを跨いだ2年連続受賞、通算3度目の満票、DH専任選手としての受賞も史上初となった。