河村勇輝のシュートにモラント反応

　米プロバスケットボール（NBA）のグリズリーズと2ウェイ契約を結ぶ河村勇輝が15日（日本時間16日）、下部組織のハッスルでGリーグデビューした。本拠地のブルー戦に先発し、7得点10アシスト。360度回転しながら放ったレイアップシュートが入らず。グリズリーズのエースから“呼び出し”をくらった。

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　華麗なプレーはあとわずかで阻まれた。13-13の第1クオーター残り6分20秒。自陣でボールを奪った河村はそのまま相手ゴールへドリブルで迫った。レイアップシュートの瞬間にディフェンスをかわすようにクルリと回転。しかし、得点にはいたらず、リバウンドを奪われた。

　それでも果敢なプレーで観客を魅了。この瞬間に反応したのが、グリズリーズで親交があったジャ・モラントだった。2020年新人王はインスタグラムのストーリー機能で河村のシュート動画を公開。「僕たちには少しやるべきことがあるね。学校に来なさい」と“呼び出し”を要求した。泣き笑い、力こぶ、教科書が重なったような絵文字3つが添えられ、スター選手からのまさかの指摘だった。

　河村もモラントの投稿を引用し、「僕はただ君のプレーを感じてみたかっただけなんだ。もうやらないよ、君は別物だからね」と英語で反応している。

　Gリーグのチームに所属しながらNBAの試合に出場登録できる2ウェイ契約。河村は開幕からグリズリーズのメンバーに名を連ね、日本人4人目のNBAデビューを果たした。プレシーズンから仲の良さで注目されたモラントも気にかけているようだ。