モラントを虜にしたのは

　米プロバスケットボール（NBA）で日本人4人目のデビューを果たしたグリズリーズの河村勇輝と同僚スターの交流が注目を集めている。河村から贈られた“日本土産”をSNSで嬉しそうに公開したジャ・モラントに米記者が直撃。「注文したほうがいいよ。あのキャンディはウマい」と気に入っているようだ。

　2020年に新人王を獲得したモラントは、自身のインスタグラムのストーリー機能に明治のグミ「ポイフル」を撮影した動画を投稿。可愛いピンクのパッケージの上には河村をタグ付けしていた。これに河村も反応。自身のインスタグラムのストーリー機能で引用し、「ジェリービーンズ」と英語で記し日の丸の絵文字を添えていた。

　やり取りに注目したのが米スポーツメディア「クラッチポインツ」のクリス・ドッドソン記者。124-111で快勝した26日（日本時間27日）のマジック戦後、ロッカールームで河村を直撃し、「ユウキ、ジェリービーンズはないの？」と質問した。河村は「（今は）持っていないです、ごめんなさい。チームメートに日本のお菓子、ジェリービーンズ、チョコレートなどをあげたんです」と英語で説明した。

　さらに同記者は、河村が今ジェリービーンズを持っていないことについてモラントにも質問。モラントは「注文したほうがいいよ。あのキャンディはウマい」と笑顔で回答した。同記者は一連の動画を自身のXで公開。日本のファンからは「メーカーが動き出しそう」「とりあえずポイフル送ろ！」「ジャかわいすぎる　ポイフルあげたいよ」といった声が寄せられた。

　モラントと河村の交流はこれまでも注目を集めており、米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のNBA担当、ケリー・イコ記者は自身のXで「モラントは舞台裏でユウキの最も大きなサポーターの一人だ。メンフィスのプレシーズン初戦後、モラントはカワムラがメディアから十分に取材を受けられるように、カメラマンの居場所を何度も聞いていた」と気遣いを紹介していた。