マジック戦で本拠地デビュー

　米プロバスケットボール（NBA）・グリズリーズの河村勇輝に対する注目が米国でも高まっている。25日（日本時間26日）の敵地ロケッツ戦で日本人4人目のNBAデビューを果たすと、翌26日（同27日）のマジック戦では本拠地デビュー。試合後のロッカールームでは、話題を呼んだ日本のお菓子について興味津々な米記者から質問を受け、相好を崩す場面もあった。

【特集】五輪金メダリストの普段の食生活　練習や試合前に特に気を付けることは「食べるタイミングと量」――バドミントン・松友美佐紀選手（W-ANS ACADEMYへ）

　真剣な表情がフッと崩れた。124-111で快勝したマジック戦後のロッカールーム。2分4秒の出場で得点、アシストなしに終わった河村は日本メディアの取材に応じ、「結果としてはうまくいかなかったので、これも自分の実力かなと思います」などと反省を口にした。その直後、米記者から「ユウキ、ジェリービーンズはないの？」と予想外の質問が飛んだ。河村は満面の笑みを浮かべた。

　ジェリービーンズとは、同僚のジャ・モラントがインスタグラムのストーリー機能で動画を公開した明治のグミ「ポイフル」を指すと思われる。投稿では河村をタグ付けしており、プレゼントされたようだ。河村自身も「ジェリービーンズ」と英語で記し、日の丸の絵文字を添えて反応していた。

　日本のお菓子を使った交流に、米記者も興味津々で質問した模様。河村は「（今は）持っていないです、ごめんなさい。チームメートに日本のお菓子、ジェリービーンズ、チョコレートなどをあげたんです」と英語で説明した。

　実際に質問した米スポーツメディア「クラッチポインツ」のクリス・ドッドソン記者は、取材映像とともに「ユウキ・カワムラとジェリービーンズについてさっき学んだところ……しかし、全容は待たねばならない」と自身のXに記している。

　日本のファンはこのやり取りに歓喜。「明治さんチャンスですよ！」「ポイフルの話振ってくれる記者さんも最高ね」「英語になった瞬間めっちゃ雰囲気砕けるじゃん」「ポイフルいつも持ち歩かないとな」「反省からの超笑顔」「ポイフルの話振られたときの笑顔が最高に良い」と様々な反応が寄せられ、米ファンからも「彼はとてもキュートだ」といったコメントが書き込まれた。