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ニューヨークの英雄になった松井秀喜の伝説 大谷のWS出場で思い出す「.615-8-3-8-2.027」の衝撃

米大リーグの頂点を決めるワールドシリーズ(WS)は25日(日本時間26日)に開幕し、ドジャースとヤンキースが1981年以来43年ぶりに対戦する。24日(同25日)には前日会見も行われ、決戦ムードが高まってきた。ドジャースの大谷翔平投手はポストシーズンで3本塁打、10打点、OPS.934の好成績。得点圏での勝負強さが光っている。一方、対戦するヤンキースは2009年以来のWS。ここで思い起こされるのは15年前。松井秀喜が鬼神のような働きでヤンキースを世界一に導いた。

松井秀喜【写真:Getty Images】
松井秀喜【写真:Getty Images】

日本時間26日にWSが開幕

 米大リーグの頂点を決めるワールドシリーズ(WS)は25日(日本時間26日)に開幕し、ドジャースとヤンキースが1981年以来43年ぶりに対戦する。24日(同25日)には前日会見も行われ、決戦ムードが高まってきた。ドジャースの大谷翔平投手はポストシーズンで3本塁打、10打点、OPS.934の好成績。得点圏での勝負強さが光っている。一方、対戦するヤンキースは2009年以来のWS。ここで思い起こされるのは15年前。松井秀喜が鬼神のような働きでヤンキースを世界一に導いた。

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 15年前のヤンキースはフィリーズと対戦。4勝2敗でWS制覇を達成した。当時のヤンキースにはA.ロッドこと通算696本塁打のアレックス・ロドリゲス、通算3465安打のデレク・ジーター、通算251勝のC.C.サバシア、通算652セーブのマリアノ・リベラらが所属した超スター軍団だった。

 松井はまず、第2戦で殿堂入り右腕のペドロ・マルティネスから決勝HRを放った。フィラデルフィアに移動した第3戦では代打HR。さらに伝説となっている第6戦では再びP.マルティネスを攻略。2回に特大の先制2ランを放り込むと、3回にも2点適時打、5回にはトドメの2点タイムリー。WS記録に並ぶ1試合6打点を挙げる大爆発でチームを27度目のワールドチャンピオンに導いた。

 松井は6試合で13打数8安打3本塁打8打点、打率.615、OPS2.028という衝撃の数字を叩き出し、文句なしのWSMVPに選出された。

 今年のヤンキースはアーロン・ジャッジ外野手、ジャンカルロ・スタントン外野手、フアン・ソト外野手を中心としたチーム。大谷の前に最後の難敵が立ちはだかる。

(THE ANSWER編集部)


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