ZOZOチャンピオンシップ初日

　日本開催の米男子ゴルフツアー、ZOZOチャンピオンシップが24日、千葉・アコーディアG習志野CCで開幕した。初日、東京五輪で金メダルを獲得し、今季メジャー2勝のザンダー・シャウフェレ（米国）に大トラブルが発生。まさかの“空振り2連発”で一時最下位に転落。PGAツアー公式が動画を公開すると、海外ファンから「こんなのは見たことないな」といった反響が寄せられている。

　さすがの名手もお手上げだった。9番パー4のティーショットを左の林に打ち込んだシャウフェレ。ボールは木の根元、太く張り出した根と根の間に落ちていた。アイアンで脱出を試みたが、ボールに当たらず“空振り”。続けざまにもう一度スイングしたがやはり空振りとなった。

　キャディーが「すでにダメージは負った。ここで打ち続けることはできないよ」と声をかけると、シャウフェレは笑いながら「じゃあ……アンプレアブルをとるよ」と返し、近くの競技委員に伝えた。

　PGAツアー公式X（旧ツイッター）は「親近感持てる。ザンダー・シャウフェレは木の根に対するウエッジのショットの後、タフな結果を笑い飛ばす」とつづって動画を公開。海外ファンからは「これは最高だね。ザンダーがもっと好きになったよ」「こんなのは見たことないな」といった声が寄せられた。

　シャウフェレは8番まですべてパーで上がってきていたが、このホールはトラブルが響いて「+4」でまさかの“ダブルパー”。この時点で出場78人中、最下位まで一気に転落した。後半は13番パー3でバーディーを奪取。3オーバー、70位で初日を終えた。