平野美宇、準決は世界1位・丁寧! 石川佳純完敗、アジア選手権の“因縁対決”再び
卓球の世界選手権(デュッセルドルフ)は2日、女子シングルス準々決勝で世界ランキング6位・石川佳純(全農)がリオデジャネイロ五輪金メダルの同1位・丁寧(中国)に1-4で敗戦した。この結果、勝ち上がった丁寧が準決勝で平野美宇(エリートアカデミー)と激突することが決まった。
石川がリオ金・丁寧に完敗…準決は平野がアジア選手権で破った世界女王と再戦実現
卓球の世界選手権は(デュッセルドルフ)は2日、女子シングルス準々決勝で世界ランキング6位・石川佳純(全農)がリオデジャネイロ五輪金メダルの同1位・丁寧(中国)に1-4で敗戦した。この結果、勝ち上がった丁寧が準決勝で平野美宇(エリートアカデミー)と激突することが決まった。
日本のエースが、世界女王に力負けした。石川は第1ゲームを8-11で落とすと、第2ゲームは2-11で圧倒された。さらに第3ゲームを奪い返したが、第4、5ゲームを落とし、自身初の4強を逃した。
試合前には平野が同種目で48年ぶりとなるメダルを確定。石川も勝ち進めば、準決勝で平野との対戦だったが、日本人対決は幻に終わった。
代わって、セミファイナルで実現するのは、平野の“因縁対決”だ。
準決勝は平野―丁寧の組み合わせに。平野はアジア選手権の準々決勝で丁寧を破り、世界に衝撃を与える大金星をマーク。そのまま史上最年少のアジア女王に輝き、「ハリケーン・ヒラノ」と称賛されるなど、一躍、世界の注目の的となった。
丁寧はいわば、平野にとってシンデレラストーリーが始まった出発点の相手でもある。再び返り討ちにすれば、優勝した1969年の小和田敏子以来となる決勝進出だ。
リベンジを期す丁寧との対決は、世界も注目を集めることは間違いない。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer