河村勇輝の現実は「出場時間を得るの難しい」 米記者がそれでも期待するワケ「成功のカギだった」
米プロバスケットボール(NBA)のグリズリーズと2ウェイ契約を結んだ河村勇輝が開幕ロースター入りを果たした。米メディアは、河村のプレーに対するレポート記事を公開。今後の河村の課題や展望について語っている。
開幕戦出場へ注目高まる
米プロバスケットボール(NBA)のグリズリーズと2ウェイ契約を結んだ河村勇輝が開幕ロースター入りを果たした。米メディアは、河村のプレーに対するレポート記事を公開。今後の河村の課題や展望について語っている。
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米スポーツメディア「スポルティング・ニュース」のスティーブン・ノウ記者は、「ユウキ・カワムラはどれほど良い選手なのか? スカウティングレポートと今季の予想」という見出しで記事を掲載。河村のプレーに関して分析している。
記事の中でノウ記者は「河村は五輪で優れた3ポイント(3P)シューターだった。彼はプレシーズンでは上手くいかなかった」として、今夏のパリ五輪では40%以上の成功率を誇り、強豪国を苦しめた3Pシュートが、プレシーズンマッチでは低調だった事を指摘している。
今後、NBAに定着していくためには、「強力な3Pシューターにならなければいけない。それが五輪で成功したカギだった」と、課題を浮き彫りにした一方で、「彼は素早いリリースと良いフォームを持っている。なので最終的にそこにたどり着くことが期待される」と、河村のポテンシャルには太鼓判を押していた。
続けて、今季の展望を語ったノウ記者。「グリズリーズにはすでに多くのガードがローテーションに入っている。ジャ・モラント、マーカス・スマート、デズモンド・ベイン、ルーク・ケナード、スコッティ・ピッペンJr.の全員がカワムラの前に立っている。出場時間を得るのは難しいだろう」と河村にとっては苦しい状況を予想している。
記事は「現在において、カワムラはそれら一人の負傷に備えて、常に準備万端でいることが必要となる」と指摘。「23歳であり、グリズリーズは現在よりも彼の将来に投資しているように見える」と結び、その将来性に期待を寄せていた。
グリズリーズは23日(日本時間24日)に敵地でジャズとの開幕戦に臨む。河村は出場すれば日本人4人目のNBA選手となる。
(THE ANSWER編集部)