NBAでも出場可能な2ウェイ契約なるか

　北米プロバスケットボール（NBA）のグリズリーズとキャンプ招待契約にあたる「エグジビット10」を結んでいる河村勇輝は18日（日本時間19日）、本拠地で行われたヒートとのプレシーズンゲーム最終戦に8分3秒出場し2アシスト。チームは109-114で敗れたが、華麗なパスで会場を沸かせる場面もあった。チームの主力選手ジャ・モラントも「俺の友、ユウキに声援を送ってくれ」とファンにメッセージを送り、河村の2ウェイ契約とチーム残留を望んでいるようだ。

　モラントは2020年の新人王で、オールスターにも2度出場しているグリズリーズの主力選手だ。地元メディア「ジ・デイリー・メンフィアン」のドリュー・ヒル記者は自身のXにモラントの「ユウキはいつも主役をさらっていく気がする。だから、俺の友、ユウキに声援を送ってくれ」というコメントを紹介した。

　99-104の第4クォーター残り8分3秒から出場した河村は3ポイント（P）シュートを外したものの得意のパスで魅せた。残り4分5秒で、ペイント内へのドライブから左コーナーへキックアウト。がら空きの3Pシュートをアシストした。会場からも「Ohhh!」と大歓声。攻撃陣を操り、2点差に追い上げた。

　河村は現在、傘下GリーグとNBAの双方でプレーできる2ウェイ契約を結べるか注目されている。