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河村勇輝の「最大のライバル」は身長203cm男か “昇格”争いに現地紙が注目「プラスに働く」

北米プロバスケットボール(NBA)のグリズリーズとキャンプ招待契約にあたる「エグジビット10」を結んでいる河村勇輝に2ウェイ契約の期待が高まっている。米地元紙は「最も可能性が高い」選手の1人として、河村の名前を挙げつつ、「最大のライバル」の存在も紹介している。

グリズリーズの河村勇輝【写真:ロイター】
グリズリーズの河村勇輝【写真:ロイター】

地元紙が2ウェイ契約最後の枠の争いに注目

 北米プロバスケットボール(NBA)のグリズリーズとキャンプ招待契約にあたる「エグジビット10」を結んでいる河村勇輝に2ウェイ契約の期待が高まっている。米地元紙は「最も可能性が高い」選手の1人として、河村の名前を挙げつつ、「最大のライバル」の存在も紹介している。

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 ここまでプレシーズンマッチ4試合に出場している河村。1試合平均では16.9分出場、4.3得点、4.8アシストという数字を残している。グリズリーズは15日(日本時間16日)、2ウェイ契約だったスコッティ・ピッペンJr.と複数年の本契約。1チーム3枠の2ウェイ契約に空きができた。米テネシー州地元紙「メンフィス・コマーシャルアピール」は河村の“昇格”可能性に注目している。

「ユウキ・カワムラはグリズリーズ最後の2ウェイ契約の座を掴むことができるか? 競争の様相」と見出しを打った記事で、河村のほかに無保証のエグジビット10契約を結ぶアルマンド・バコット、ミエ・オニ、マオジーニャ・ペレイラを「昇格の可能性が最も高い選手」と紹介。その中で、河村は「最も長い時間プレーしており、最も成果があったと断言できる」と筆頭候補に挙げた。

 その一方で、対抗馬としたのがブラジル出身の24歳ペレイラだ。昨季はGリーグのメキシコシティ・キャピタンズでプレーした身長約203センチのフォワード。今季のプレシーズンでは4試合で平均9.7分出場、3.0得点、4.3リバウンドの成績を残している。記事では「高いレベルで守備とリバウンドをこなせるダイナミックな選手。これらの強みは、たまたまグリズリーズというチームが最も重視している要素の1つである」と指摘した。

 ペレイラの攻撃面についても「プレシーズンで5本中3本の3ポイントシュートを決め、7回以上のリバウンドを複数試合で記録していることもプラスに働く」と説明。昨季もグリズリーズと10日間契約を結んでいることにも言及した。

 河村が結んでいる「エグジビット10」は無保証による最低年俸での契約で、開幕までに2ウェイ契約に切り替えが可能。2ウェイ契約になればNBAと傘下Gリーグの両方の試合に出場でき、日本人4人目のNBAデビューに大きく近づく。日本人選手では、渡邊雄太(現千葉ジェッツ)が2018年7月にグリズリーズと2ウェイ契約を結び、同年10月にNBAデビューを果たしている。

(THE ANSWER編集部)


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