グリズリーズのキャンプに参加

　北米プロバスケットボール（NBA）のグリズリーズとキャンプ招待契約にあたる「エグジビット10」を結んでいる河村勇輝に対し、米国で称賛が相次いでいる。14日（日本時間15日）、敵地で行われたペイサーズとのプレシーズンマッチでは、ノールックのアシストを連発。米記者は、それ以外の能力も「感銘を受ける」と報じている。

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　河村は第1クォーター（Q）にザック・イディーにノールックでのアシストを成功。第3Qには、右コーナーからペイント内へドライブすると、再びノールックでアシストを決めるなど10得点、7アシストと活躍した。

　米スポーツメディア「スポーティングニュース」は「グリズリーズの新人ユウキ・カワムラのアシストのハイライト映像はNBAプレシーズンの最高の部分だ」との見出しでベンヤミン・カイデイン記者の署名記事を掲載した。記事では、「プレシーズン中にソーシャルメディア上でハイライト映像が拡散され、一躍話題を集めている」と注目度の高さを紹介した。

　カイデイン記者は河村がこの試合以外でも躍動していることを指摘。「カワムラはグリズリーズのプレシーズンで明るい輝きとなっており、ロースター入りを争っている」とし、「身長はわずか172cmながら、守備面でのエナジーと努力には感銘を受ける」と体格で劣るディフェンスでの頑張りを称賛していた。

　グリズリーズは15日（同16日）、2ウェイ契約だったガードのスコッティ・ピッペンJr.と複数年契約を結んだことを発表。これで2ウェイ契約に空きができたことで、グリズリーズ公式サイトのマイケル・ウォレス記者は自身のXで河村との契約の可能性を指摘していた。