リーグ優勝決定シリーズ

　米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は13日（日本時間14日）、本拠地で行われたメッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦に「1番・DH」で先発出場。第3打席でフェンス直撃の爆速安打を放った。敵失もあって二塁に到達した際、あわや頭部にボール直撃かというアクシデント。思わず首をすくめた場面を放送席も驚きをもって伝えている。

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　4回、大谷は1死一塁からメッツ左腕ピーターソンの2球目、真ん中付近へのカーブをしっかり待って叩いた。時速116.5マイル（約187.5キロ）という爆速ライナーが右翼へ。フェンス上部に当たってグラウンドに跳ね返り、一走のエドマンが生還した。この間大谷が二塁に達した際、真後ろにいたリンドーアが中継に入って本塁へ送球。この送球は大谷の背後から、頭部ギリギリのところをかすめている。

　思わずひやりとしたのは、米スポーツ専門局「FOXスポーツ」も同じだ。解説のジョン・スモルツ氏は「完璧にフラットなバットスイングでカーブを捉えました。わずかに本塁打にはなりませんでした。そしてエドマンの攻撃的な走りがありました」と打撃を伝えた後「オオタニが二塁に立っているため、リンドーアが本塁へうまく投げられなくなっている。彼が道の間にはいったんだ」と続けた。

　首をすくめる大谷の頭部のすぐ上をボールが飛んでいく映像に「ほら、見て。彼はオオタニの頭をよけて投げなければならなかった」。実況のジョー・デービス氏も「彼は、ワオ、何だ！って感じだったね。ハハハハ」と驚いている。

　このプレー、大谷の記録は一度は適時二塁打とされたものの、のちに単打＋右翼手の失策に訂正され、打点も取り消しとなった。