カフェで2時間…失意の山本由伸へ、33歳同僚が温かい激励 リベンジの5回0封を絶賛「全く驚きじゃない」
米大リーグのナ・リーグ地区シリーズ第5戦は11日(日本時間12日)、本拠地のドジャースがパドレスに2-0で勝ち、3勝2敗として3年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。先発の山本由伸投手が5回2安打無失点と好投。ポストシーズン初勝利を挙げた。試合後の会見では「カフェで2時間ぐらい話をした」という同僚の支えに感謝。そのチームメートも「支配的だった」と山本を絶賛した。
ナ・リーグ地区シリーズ第5戦
米大リーグのナ・リーグ地区シリーズ第5戦は11日(日本時間12日)、本拠地のドジャースがパドレスに2-0で勝ち、3勝2敗として3年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。先発の山本由伸投手が5回2安打無失点と好投。ポストシーズン初勝利を挙げた。試合後の会見では「カフェで2時間ぐらい話をした」という同僚の支えに感謝。そのチームメートも「支配的だった」と山本を絶賛した。
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5日(同6日)の第1戦では3回5安打5失点と不本意な投球に終わっていた山本。この日は一転、素晴らしい投球を見せた。初回は絶好調のタティスJr.から空振り三振を奪うなど三者凡退。3回に連打で1死一、二塁のピンチを迎えたが、ここでもタティスJr.を三ゴロ併殺に仕留めた。4回、5回と3人で斬って取り、ベンチでロバーツ監督とハグ。大谷からも笑顔で労われた。
勝てば突破、負ければ終戦の天王山を託され、堂々の投球。ダルビッシュ有との投げ合いでも注目された。米専門メディア「ドジャー・ブルー」公式YouTubeは試合後会見の映像を公開。第1戦からの切り替えについて山本は「もちろん簡単には切り替えられなかったが、たくさんチームメートの方が声をかけてくれた」と失意もあった期間を振り返った。
なかでも敵地サンディエゴでは「キケが誘ってくれて、カフェで2時間ぐらい話をした」という。“キケ”の愛称で知られる33歳エンリケ・ヘルナンデス内野手は試合後会見で山本の投球を「支配的だった」と絶賛。「驚きだったか? ノー。チームは彼にあれだけの金額を与えた。ドラフトじゃない。いつの日かグレートになると期待されているのではなく、彼はすでにグレートなんだ」と力説した。
続けて「今日彼がやったことこそ彼の本来の姿だ。全く驚きじゃないよ。第1戦は彼の思うようにはいかなかったが、野球の美しいこととして、次の日にはやり直せるんだ。彼の場合は5、6日後に自分らしさを発揮した。誰だって悪い日はある。第1戦がそうだった。彼は今日、取り返すチャンスを得てそれを成し遂げただけじゃなく、私たちを勝てる状況に持って行ってくれたんだ」とたたえた。
大一番でチームをリーグ優勝決定シリーズに導く好投を見せた山本。「本当にチームメートのおかげですね」と同僚の支えに感謝した。
(THE ANSWER編集部)