天王山で5回0封山本由伸へ、ベッツ「期待に応えた」テオヘル「インクレディブル」 同僚たちが口々に絶賛
米大リーグのナ・リーグ地区シリーズ第5戦は11日(日本時間12日)、本拠地のドジャースがパドレスに2-0で勝ち、3勝2敗として3年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。先発の山本由伸投手が5回2安打無失点と好投。期待に応え、ポストシーズン初勝利で貢献した。名門ドジャースの同僚たちからは、大一番での投球に絶賛の声が集まった。
地区シリーズ第5戦
米大リーグのナ・リーグ地区シリーズ第5戦は11日(日本時間12日)、本拠地のドジャースがパドレスに2-0で勝ち、3勝2敗として3年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。先発の山本由伸投手が5回2安打無失点と好投。期待に応え、ポストシーズン初勝利で貢献した。名門ドジャースの同僚たちからは、大一番での投球に絶賛の声が集まった。
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5日(同6日)の第1戦では3回5安打5失点と不本意な投球に終わっていた山本。この日は一転、素晴らしい投球を見せた。初回は絶好調のタティスJr.から空振り三振を奪うなど三者凡退。3回に連打で1死一、二塁のピンチを迎えたが、ここでもタティスJr.を三ゴロ併殺に仕留めた。4回、5回と3人で斬って取り、ベンチでロバーツ監督とハグ。大谷からも笑顔で労われた。
勝てば突破、負ければ終戦の天王山を託され、ダルビッシュ有と堂々の投げ合い。見事勝利に貢献し、同僚たちからも絶賛の言葉が相次いだ。米放送局「NBCスポーツ」のマイケル・J・デュアルテ記者のXによると、貴重なソロ本塁打を放ったテオスカー・ヘルナンデスは「インクレディブル、インクレディブルだ。ヤマモトが試合を作り、そしてブルペンが来て、試合を締めてくれたね」と称えたという。
MLB専門局「MLBネットワーク」の番組「MLBトゥナイト」では、主砲フリーマンが「キケは最高だったし、ヤマモト、テオスカーもそうだ。我々の投手陣は直近の24、25イニングはとんでもなく素晴らしい。最高の気分だよ」とコメント。2戦連続で無失点とパドレス打線を抑えた投手陣の中で、山本の名前を出して称えた。試合を中継した米スポーツ専門局「FOXスポーツ」の試合後番組では、ベッツも「ブルペンは期待に応えたし、先発のヨシも期待に応えた」と語っている。
ドジャース地元局「スポーツネットLA」では、シャンパンファイト中にインタビューに応じた通算212勝左腕のカーショーが「信じられないよ。ヨシで始まって……我々のブルペンの素晴らしさはいくら言っても言い足りないよ」「誰も彼には勝てないという、そのメンタリティーが必要なんだ。彼は今夜、そのメンタリティーを持っていた。チーム全体も持っていた。誰も僕たちには勝てないってね」と攻めの投球を称えた。
大一番を山本に託したロバーツ監督はFOXスポーツの中継で「今夜ヤマモトがやったこと、彼はドジャース以上のものを背負っていた。ドジャースもそうだが、日本も背負っていた。WBCでもそうだが、彼は大きな舞台でピッチングしている。最初の1球目、97マイル、彼は集中していた」と大舞台での強靭な精神力を絶賛していた。
(THE ANSWER編集部)