グリズリーズのキャンプに参加

　北米プロバスケットボール（NBA）のグリズリーズとキャンプ招待契約にあたる「エグジビット10」を結んでいる河村勇輝への称賛が続いている。米メディアは同僚の声を紹介。「彼はバスケで大金を稼ぐ」など、称賛が広がっている。

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　河村は7日（日本時間8日）のマーベリックスとのプレシーズンマッチに途中出場し、5得点3アシストを記録。10日（同11日）のホーネッツ戦も途中出場し1アシストを記録するも4本放ったシュートはいずれも得点に繋がらなかった。

　グリズリーズの地元メディアの「メンフィス・コマーシャルアピール」紙は「メンフィス・グリズリーズのチームメートに強い印象を与えるために、日本人ポイントガードのユウキ・カワムラがやったこと」との見出しで、河村について語った同僚たちのコメントを紹介。ドラフト1巡目、全体9位でグリズリーズ入りし、NBAで最長身7フィート4インチ（約223センチ）のザック・イディーはこう語った。

「最初のポゼッションで、彼は僕に向かってまっすぐにドライブしてきた。彼は自分の体より大きくプレーする。ペイントエリアにドライブするし、プレーメイクをして、ゴールを奪おうとしている。彼は本当に素晴らしいよ」

　河村の身長は172センチで、NBA選手の中に入ると一層小柄に映るが、イディーは河村がそんなハンディを感じさせないプレーをすることを絶賛。テイラー・ジェンキンス監督も「彼の体のサイズがどうであれ、それは彼の心が飛び出し、フルコートで競い合い、混乱を引き起こすものになることを妨げる要因にはならないだろう」と身長に言及しつつ、プレーの質の高さに目を向けた。

　2022、2023年と2年連続でNBAの3P成功率1位を記録している28歳の名手ルーク・ケナードも「彼は激しく、競争心が強く、バスケットボールを愛している。僕は間違いなく彼のプレーを気に入っているよ。彼には才能がある。彼はバスケットボールで大金を稼ぐだろう」と河村のプレーに太鼓判。まだプレシーズンの時期とはいえ、河村が与えたインパクトは大きかったようだ。