地区シリーズ第4戦

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は9日（日本時間10日）、敵地で行われたパドレスとの地区シリーズ第4戦に「1番・DH」で先発。2回に右前適時打を放つなど3打数1安打1打点、2四球と貢献。チームは8-0で勝利し、2勝2敗のタイに持ち込んだ。負ければ終わりの緊張感が漂う中で、ベンチでは選手同士が活発に意見交換。同僚が大谷に熱くアドバイスを送る様子には、日本人ファンから「一緒に戦う姿が印象的」「ベンチにいるだけでも重要だな」といった声が上がっている。

　打席に向かう前、ダグアウトで大谷は足を止めた。声をかけたのは、怪我を抱えているミゲル・ロハス内野手。35歳のベテランは、身振り手振りを交え、やや強めの口調でアドバイスを送った。何かあれば、といわんばかりにアイアトン通訳も近くに控えており、大谷の隣ではムーキー・ベッツ外野手も耳を傾けていた。

　米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のMLB専門X（旧ツイッター）は「ショウヘイ・オオタニはミゲル・ロハスからいくつかの打撃のアドバイスを受ける」とつづって動画を公開。この試合は欠場したロハスに対し、日本人ファンからさまざまな声が上がった。

「故障で出れなくてもチームに貢献する姿勢はこれぞリーダー 」
「ロハスはベンチにいるだけでも重要だな、大谷とベッツにしっかりとアドバイスしてたしリーダー性の塊」
「欠場しているロハスが大谷に打撃のアドバイス。出場できなくても一緒に戦う姿が印象的だった」
「ロハス　怪我で出られなくてもアドバイスして試合に参加してる」
「ロハス、アツすぎてもはやコーチ」

　別のシーンでは大谷がベッツやテオスカー・ヘルナンデスと“作戦会議”を行うシーンが映し出されるなど、勝利に向けてまさにチーム一丸。勝利につながり、さらにチームのムードは盛り上がっていきそうだ。