大谷が挑戦する101年前のルース超え「14.1」 投手解禁で「真剣に可能性」海外紙が指摘した偉業
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は今季、史上初の「50本塁打&50盗塁(50-50)」を飛び越え「54-59」まで記録を伸ばしてレギュラーシーズンを終えた。怒涛の記録ラッシュで次々と「MLB初」や「球団新」を生み出される状況。投手を封印した1年だったにもかかわらず、MVP選考の指標ともされる「貢献度」も群を抜いた数字を叩き出した。英紙は今季の活躍を踏まえ、来季は「101年前の記録に挑戦できる可能性がある」と指摘している。
チーム貢献度の指標「WAR」において…
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は今季、史上初の「50本塁打&50盗塁(50-50)」を飛び越え「54-59」まで記録を伸ばしてレギュラーシーズンを終えた。怒涛の記録ラッシュで次々と「MLB初」や「球団新」を生み出される状況。投手を封印した1年だったにもかかわらず、MVP選考の指標ともされる「貢献度」も群を抜いた数字を叩き出した。英紙は今季の活躍を踏まえ、来季は「101年前の記録に挑戦できる可能性がある」と指摘している。
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昨年秋に右肘の手術を受けた影響で、ドジャース移籍1年目は投手を封印。大谷はリハビリをしながら打者専念でシーズンに臨んだ。それでも本塁打はキャリアハイの54本。盗塁も飛躍的に増え、MLBの歴史に“不滅”といっていいほどの数字を残し、チームの地区優勝に大きく貢献した。
英紙「デイリー・ミラー」米国版は「ショウヘイ・オオタニはMLBのプレーオフで、アーロン・ジャッジに大きな疑問を投げかけた」との見出しで、記事を掲載。本文では「オオタニは、1シーズンで50本以上の本塁打 (54本)と50個以上の盗塁 (59個) を達成した初の選手となり、貢献度を9.2bWARとした」とし、控えレベルの選手の出場時と比較してどれだけチームの勝利を増やしたかを表すセイバーメトリクスの指標「WAR」の記録も抜きんでていることを米データサイト「ベースボール・リファレンス」が算出しているbWARで説明した。
続けて「さらに印象的なのは、この日本のスター選手は投球しなかったことだ」とし、守備に就かない指名打者としての成績であることに言及。「彼は2022年シーズンのマウンドだけで6.1bWARを追加しており、来シーズンはベーブ・ルースの101年前の記録である14.1に真剣に挑戦できる可能性がある」と、ルースの異常とも思える数字更新の可能性を展望した。
順調にリハビリを進める大谷は、来季は投手としてマウンドに上がり、二刀流での活躍を視野に入れている。その中で打者としての今季と、投手としての23年の数字を合計すれば……という論調。少々強引だが、それだけ大谷には無限の可能性にあふれているということのようだ。
(THE ANSWER編集部)