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凱旋門賞V騎手に衝撃の過去が判明 「よく生きてた」「この2年後に…まさか」肘打ち→落馬から復活

海外競馬の第103回G1凱旋門賞(芝2400メートル)は英国馬のブルーストッキング(牝4・ベケット、父キャメロット)の快勝で幕を閉じた。同レース初勝利となった鞍上の24歳ロッサ・ライアン騎手は2年前の“悪夢”からのカムバックでビッグタイトルをゲット。当時を思い出した日本人ファンからは「ホント良かった」「まさにシンデレラストーリー」といった感動と祝福の声が上がっている。

凱旋門賞で優勝したブルーストッキングとロッサ・ライアン騎手【写真:Getty Images】
凱旋門賞で優勝したブルーストッキングとロッサ・ライアン騎手【写真:Getty Images】

G1凱旋門賞

 海外競馬の第103回G1凱旋門賞(芝2400メートル)は英国馬のブルーストッキング(牝4・ベケット、父キャメロット)の快勝で幕を閉じた。同レース初勝利となった鞍上の24歳ロッサ・ライアン騎手は2年前の“悪夢”からのカムバックでビッグタイトルをゲット。当時を思い出した日本人ファンからは「ホント良かった」「まさにシンデレラストーリー」といった感動と祝福の声が上がっている。

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 日本から唯一出走したシンエンペラー(牡3・矢作、父シユーニ)は中団から伸びずに12着に終わり、11度目の同レース挑戦となった武豊騎手とアルリファー(牡4・J・オブライエン、父ウートンバセット)も11着に敗れたレース。勝ったブルーストッキングは好スタートからインの3番手につけ、最後の直線では先に抜け出して後続を完封した。水を含んだ重い馬場と、先行優利のパリロンシャン競馬場の特性を完璧に把握した鞍上の好プレーが光った。

 24歳で凱旋門賞ジョッキーの称号を手にしたライアン騎手。実は2年前の9月30日には、信じられないアクシデントに見舞われていた。仏サンクルー競馬場で行われた「トーマス・ブライアン賞」でキャプテンウイツバに騎乗したライアン騎手は、向こう正面で落馬の憂き目にあい、競走中止。これは日本でもG1勝利経験があるクリストフ・スミヨン騎手の“肘打ち”で妨害されてのアクシデントだった。

 スミヨン騎手は2か月の騎乗停止処分。もんどりうって馬場に叩きつけられたライアン騎手は何とか立ち上がって、自力で救護車に乗り込んだものの、騎手生命を絶たれてもおかしくない大事故だった。そこから再起したライアン騎手は2023年の英国リーディング3位、今年は現時点で2位につける活躍ぶり。ブルーストッキングも前走のG1ヴェルメイユ賞を勝ち、追加登録料を払っての参戦で見事に栄冠を勝ち取った。

 ライアン騎手の復活劇にはネット上の日本人ファンも感動。「この2年後に落馬した騎手がまさか凱旋門ジョッキーになるなんて」「イップスとかにならないで競馬続けられて良かったなと思いますね」「『競馬の神様』は存在するのかも知れない」「失礼ですがよく生きてたな、言うレベルの落ち方なのですが…そりゃすごい」「まさにシンデレラストーリーですね」「良かった、ほんと良かった」といった声が上がっている。

(THE ANSWER編集部)

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