大谷翔平に「俺たちは当てようとしてないぞ」 大荒れ地区S、パドレス主砲がド軍に“警告”
米大リーグは6日(日本時間7日)、ドジャースとパドレスのナ・リーグ地区シリーズ第2戦を行い、パドレスが10-2で勝利。1勝1敗のタイとした。この試合は7回に、観客がグラウンドにものを投げ込み騒然とした雰囲気に。その伏線としてドジャース先発のジャック・フラハティ投手は、パドレスのマニー・マチャド内野手がダグアウトにボールを投げ込んできたと主張し、マチャドはこれを故意ではないとした。更にマチャドはフェルナンド・タティスJr.外野手への死球こそ故意ではないかと指摘するなど、混迷を深めている。
ファンから物投げ入れ…伏線はグラウンドに
米大リーグは6日(日本時間7日)、ドジャースとパドレスのナ・リーグ地区シリーズ第2戦を行い、パドレスが10-2で勝利。1勝1敗のタイとした。この試合は7回に、観客がグラウンドにものを投げ込み騒然とした雰囲気に。その伏線としてドジャース先発のジャック・フラハティ投手は、パドレスのマニー・マチャド内野手がダグアウトにボールを投げ込んできたと主張し、マチャドはこれを故意ではないとした。更にマチャドはフェルナンド・タティスJr.外野手への死球こそ故意ではないかと指摘するなど、混迷を深めている。
パドレスが4-1とリードした7回、ドジャースの攻撃前に事件は起こった。ファンが左翼手のプロファーめがけてボールを投げ込んだのだ。その後右翼のタティスJr.にも物が投げられ場内は騒然。外野グラウンドに警備員が出動し、プレーは10分近く中断した。
その前から、選手同士で一触即発の空気もあった。6回、フラハティはタティスJr.に死球を与え、次打者のプロファーが捕手スミスと口論になっていた。さらにマチャドを空振り三振に仕留めた際、フラハティは激しい口調で何事かを叫び、その後、三塁守備についたマチャドとベンチのフラハティが口論するシーンも中継に映し出されていた。
米カリフォルニア州地元局「NBCロサンゼルス」のマイケル・ドゥアルテ記者は、試合後取材に応じたフラハティの映像をXに公開。マチャドとの対戦については「重要な局面で三振を奪って興奮した。気持ちが高ぶっただけさ。彼自身もイニング間に馬鹿げたことをしてきたしね」と説明。続けて「こちらのダグアウトに向かってボールを投げてきたんだ。それに対するひと悶着の最後の部分で、僕と彼が言い合う姿が映されていたんだ」と主張していた。
一方で、パドレスの地元ラジオ局「97.3 ザ・ファン」公式Xは、これに反論するマチャドの言葉を動画で紹介している。「俺はいつもダグアウトに向かってボールを投げるよ。両方のダグアウトにね。バットボーイがいるからそこに投げ返しただけだ」とダグアウトに投げ込んだのは故意ではないと主張した。
さらにフラハティがタティスJr.に与えた死球について「俺たちの最高の打者に当てようとしただろ? アウト取ってみろよ。できない。で、彼に当てるなよ」と故意ではないかと示唆。「彼らには、オオタニというベストプレーヤーがいるだろ? 俺たちはオオタニに当てようとなんてしてないぞ。アウトを取ろうとした、だろ? だから俺の仲間に当てようとするなよ」と大谷翔平の名前を出しつつ“警告”を発していた。
(THE ANSWER編集部)