脳裏のトラウマ払拭「我々には大谷翔平がいる」 同僚は脱帽、たったひと振りでド軍に与えた勇気
米大リーグ・ドジャースは6日(日本時間7日)まで、本拠地でパドレスとの地区シリーズ2戦を戦い、1勝1敗とした。5日(同6日)の初戦、大谷翔平投手は「1番・DH」で出場し、同点3ランを放つなど5打数2安打3打点と躍動。勝利に貢献したが、ポストシーズンでも放つ圧倒的な存在感に対し、同僚は「我々にはショウヘイ・オオタニがいる」と感服している。
大谷が初のポストシーズン出場
米大リーグ・ドジャースは6日(日本時間7日)まで、本拠地でパドレスとの地区シリーズ2戦を戦い、1勝1敗とした。5日(同6日)の初戦、大谷翔平投手は「1番・DH」で出場し、同点3ランを放つなど5打数2安打3打点と躍動。勝利に貢献したが、ポストシーズンでも放つ圧倒的な存在感に対し、同僚は「我々にはショウヘイ・オオタニがいる」と感服している。
大谷は第1戦、3点を追う2回2死一、二塁の場面で右翼席に飛び込む同点3ランを放った。スイング直後に絶叫。持っていたバットにむき出しの感情を込めるかのように、両手で横方向に放り投げた。ガッツポーズも飛び出し、大歓声の中でダイヤモンドを一周。ベンチのチームメイトも大興奮の様子だった。
米スポーツメディア「ジ・アスレチック」は「第1戦の勝利で、ショウヘイ・オオタニが一振りでドジャースに火をつける」との見出しで記事を掲載した。記事では、昨季の地区シリーズでダイヤモンドバックスに3連敗し敗退していたことを指摘。マックス・マンシー内野手は試合後、「球場の雰囲気を感じたよ」と語り、“トラウマ”を思い出させる重苦しい空気が漂っていたとした。
「でも、ありがたいことに、我々にはショウヘイ・オオタニという男がいる。彼は球場に稲妻を落としたんだ」とマンシーは説明。「そこからは、『よし、勝てるぞ。去年と同じじゃない。俺らは大丈夫だ』って感じだったよ」と打球速度111.8マイル(約179.92キロ)の衝撃弾が活力をもたらしたと感謝した。
大谷の活躍にはフレディ・フリーマンも脱帽。「ショウヘイ・オオタニが自陣にいると、いつだって助かるものだよ」と存在感を強調していた。大谷は試合後に米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のインタビューに応じ「雰囲気自体がすごい興奮、熱気でただただ楽しいなっていうゲームでした」とコメント。1勝1敗で迎える第3戦は、舞台をサンディエゴに移して8日(同9日)に行われる。
(THE ANSWER編集部)