敢えて25秒…大谷衝撃3ランで大興奮の実況席に訪れた沈黙 「疑いようない!」→場内の熱狂伝える
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、ドジャースタジアムで行われたパドレスとの地区シリーズ第1戦に「1番・DH」で先発した。渡米7年目で初のポストシーズン。2回の第2打席で、値千金の同点3ランを放った。ポストシーズン第1号。球場は騒然となった。米国の実況席も興奮を抑えられず「いつも同じ方法では彼を抑えることはできません」と指摘していた。
地区シリーズ第1戦
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、ドジャースタジアムで行われたパドレスとの地区シリーズ第1戦に「1番・DH」で先発した。渡米7年目で初のポストシーズン。2回の第2打席で、値千金の同点3ランを放った。ポストシーズン第1号。球場は騒然となった。米国の実況席も興奮を抑えられず「いつも同じ方法では彼を抑えることはできません」と指摘していた。
3点を追う2回2死一、二塁の第2打席。MVPコールも起きる中、相手右腕シースの高め速球を振り抜いた。右翼席へライナーで飛んで行ったボールはそのまま柵越え。同点3ランとなった。大谷は感情を爆発させてガッツポーズ。試合を一振りで振り出しに戻した。打球速度111.8マイル(約179.92キロ)、飛距離372フィート(約113.3メートル)だった。
試合を中継した米スポーツ専門局「FOXスポーツ」の実況席では、実況ジョー・デイビス氏が「弾丸だ! 疑いようのない!」と絶叫。すると大興奮の場内の雰囲気を伝えるかのように、約25秒間沈黙した。その後、デイビス氏は「避けられない出来事であると証明されました」と表現。解説を務めた名投手のジョン・スモルツ氏も「いつも同じ方法では彼を抑えることはできません」と指摘した。
大谷はメジャー移籍後、エンゼルスに所属していた昨季までポストシーズン出場はなかった。今季からプレーするドジャースで初の大舞台。4日(同5日)の会見では「初めてのポストシーズン出場に少し緊張しているか?」と米メディアに問われ、「No」ときっぱり否定。笑顔を見せていた。
今季は打率.310、本塁打54本、打点130、59盗塁をマーク。本塁打、打点のリーグ二冠に輝き、メジャー史上初の「50本塁打、50盗塁(50-50)」をマークするなど、打者専念のシーズンでMVP有力候補に挙がっている。自身初のポストシーズンでも、名門ドジャースを牽引する活躍に期待がかかる。
(THE ANSWER編集部)