“水原騒動”後に芽生えた大谷翔平とチームメートの新たな絆 同僚が証言「人間性にただただ驚く」
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は、レギュラーシーズン全日程を終え、キャリアハイの打率.310、54本塁打、130打点を記録。59盗塁で「50-50(50本塁打&50盗塁)」に到達するなど歴史的な結果を残した。開幕直後には通訳を務めていた水原一平氏が違法賭博への関与の疑いで解雇。その後大谷の口座から不正に送金していたことが明らかとなり、銀行詐欺罪などで訴追される騒動に巻き込まれたが、この一件が、大谷とチームメートとの間に新たな関係を生み出し団結を強めたと、米メディアは特集記事内で報じている。
開幕シリーズ後に同僚との関係に変化
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は、レギュラーシーズン全日程を終え、キャリアハイの打率.310、54本塁打、130打点を記録。59盗塁で「50-50(50本塁打&50盗塁)」に到達するなど歴史的な結果を残した。開幕直後には通訳を務めていた水原一平氏が違法賭博への関与の疑いで解雇。その後大谷の口座から不正に送金していたことが明らかとなり、銀行詐欺罪などで訴追される騒動に巻き込まれたが、この一件が、大谷とチームメートとの間に新たな関係を生み出し団結を強めたと、米メディアは特集記事内で報じている。
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米カリフォルニア州地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は、「『少年たちの1人』:ショウヘイ・オオタニはその人間性においても、ドジャースのチームメートたちに感銘を与える」という見出しで、特集記事を展開。大谷の人間性に対するチームメートやスタッフの証言を元にシーズンを総括している。
記事によると、初期の頃の大谷とチームメイトとの交流の多くはフィールド内のみで完結。クラブハウスでは距離を置いているように見えたといい、水原氏が大谷の代わりに仲間の選手たちにメッセージを送ることはあっても、大谷自身がロースター全体のグループメッセージに参加することは、ほとんどなかったという。
ソウルで開幕戦を戦った3月20日の後に一連の騒動が発覚。だが騒動が転機となり、「チームが(韓国から)帰国する頃には、オオタニとチームの間に新たな関係が形作られつつあった。彼らは、スキャンダルにおけるオオタニの無実を決して疑わず、新たなスターの周りに団結していた」と、大谷とチームメートの間に新たな絆が芽生えた事を同記事は伝えている。
同騒動後の大谷との関係に関して、キケ・ヘルナンデス内野手は、「あの状況で彼が自分自身をチームの一員だと感じざるを得なかったのか、それとも彼のキャリア、人生でおそらく最悪の時期を、私たちが後ろから支え、サポートしていたことを理解して感謝してくれていたのかはわからない」と記事内でコメントした。
続けて「でもそれ以来、彼から見えてきたもの……彼の人間性や、その全てにただただ驚いている。彼は我々の一員なんだ。彼はチームの一員なんだ。チームに彼がいてくれて嬉しいよ」と改めて絶賛。今ではすっかりチームに馴染んだ大谷の姿に目を細めている。
(THE ANSWER編集部)