全馬がレース中にまさかの一旦停止 落馬の横で、再挑戦の「大混乱」 海外競馬の“カオス”を英報道
海外競馬で出走全馬がレース中に止まってしまうという「カオス」なシーンが生まれた。イタリアで行われた障害レースがその舞台。落馬もあった中で、一部の馬は飛越を“やり直し”。レースを再開させるという極めて珍しいシーンが見られた。英紙が報じている。
イタリアの競馬場で行われた障害レース
海外競馬で出走全馬がレース中に止まってしまうという「カオス」なシーンが生まれた。イタリアで行われた障害レースがその舞台。落馬もあった中で、一部の馬は飛越を“やり直し”。レースを再開させるという極めて珍しいシーンが見られた。英紙が報じている。
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まさかの展開だった。現地29日にイタリア北部のメラーノ競馬場で行われた障害レース。出走の7頭はコース内馬場のコースに設けられたバンケットや生け垣をクリアし、次の障害に向かっていった。ところが、先頭を走っていた馬が進路を誤り、コースアウト。他の6頭もつられたことで減速し、3連続の生け垣障害の一つ目を飛越するのが精いっぱいとなって、2つ目の障害の前で全馬がストップしてしまった。
1頭は落馬し、短い助走で1つ目の障害からやり直した馬は勢いが足らずに2つ目の障害で落馬。コースアウトから戻った馬を含め、残る5頭はコース内での輪乗りから勢いをつけて3連続障害に再チャレンジした。1頭だけクリアできなかったものの、4頭は3つ目の障害までクリアしてレースを再開させた。
英紙「ザ・サン」は「完全なるカオス “大混乱”のレースでルールが完全無視される中、騎手たちが諦めて馬から降りる」との見出しでレースを報道。本文では「イタリアの壮大なメラーノ競馬場でのレース映像はネット上で拡散されている」と記したうえで、「クロスカントリーのコンテストは、先頭馬が間違ったフェンスに入るまではスムーズに見えた」「完全なるカオスであり、何が起きているのか誰にも分からなかった」とコース内で起こっていたことを伝えた。
さらに「最終的に、まだ騎乗していた騎手5人はレースを再開」「落馬した2人は他の馬が走り去るのをただ見守るしかなかった」と対照的な様子だったことにも触れている。
(THE ANSWER編集部)