MLB公式が54本塁打＆59盗塁を約32分間にまとめた映像を公開

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は、メジャー7年目のレギュラーシーズンを終えた。54本塁打、130打点でリーグ2冠を獲得。キャリアハイの打率.310をマークし、日本人初のトリプルスリーも達成した。さらに日本人最多となる59盗塁で前人未到の「50-50（50本塁打＆50盗塁）」にも到達。MLB公式が歴史的な1年を振り返る特別動画を公開すると、米ファンから感謝の声が続出している。

　31分44秒に歴史を詰め込んだ。MLB公式YouTubeチャンネルは9月30日、「ショウヘイ・オオタニの英雄的な50-50の2024年から、全ての本塁打＆全ての盗塁！」と題する動画を公開。54本塁打、59盗塁を約32分間にまとめた。概要欄には「私たちはMLB史上最高のシーズンを目撃した？」と記され、1日あまりで再生回数は38万回超え。コメント欄には英語や日本語で680件以上の声が寄せられた。

　目立ったのは大谷のおかげで野球に興味を持ったというコメント。「私は43歳です。数か月前は野球のことを何も知らず、一度も試合を見たことがありませんでした。MLBがア・リーグとナ・リーグに分かれていることさえも知りませんでした」という海外ファンは、「今ではOPS、AVG、SB、HR、BBが何なのかを知っています。様々な野球用語を調べ、覚えようとしたのです」と自身の変化をつづる。

「私はオオタニがプレーした試合のハイライトを全て見ています。彼は、野球をとても面白く、見て楽しいものにしてくれました」。大谷に魅せられ、野球にハマったという声は他にも。「40年間、一度も試合を最後まで見たことはなかった。スポーツを見ないし、何も知らないの。でもこの2週間、この男は私に出場している試合を全部見させたのよ。笑っちゃうわ」と別のファンは書き込む。

　続けて「彼はこれまでスポーツに全く興味がなかった人を惹きつけているの」とその求心力を強調。他の人からも「その通り」「私も昨年オオタニのおかげでMLBを見始めたの」と同調する返信が寄せられた。さらに「私は10年以上、MLBを見るのをやめていた。オオタニが登場して以来、彼の試合を1度も見逃したことはないよ」「オオタニが私を野球に連れ戻してくれたんだ」という声もあった。

　野球に関心がなかった人も、一度離れてしまった人をも引き寄せた大谷。「ARIGATO SHOHEI!!!!」「野球をプレーすることを選んでくれてありがとう。彼は奇跡だ」と感謝の声も上がっていた。