57盗塁で2001年イチロー超え

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は27日（日本時間28日）、敵地ロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場。2回にタイムリーを放ち、その後に二盗に成功してシーズン57盗塁とした。これで2001年にマリナーズ時代のイチローが記録していた56盗塁を上回り、日本人最多記録となった。

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　大谷は2回の第2打席で右前に適時打。続くベッツの打席で二盗を試みた。滑り込み、悠々セーフ。さらに送球が逸れる間に三塁まで進んだ。

　米カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の実況スティーブン・ネルソン氏は「57盗塁目！　日本生まれ選手で史上最多！　彼のヒーローであるイチローとのタイを破りました！」と歴史的な瞬間を伝えた。

　大谷は今季53本塁打、127打点など、打撃で日本人記録を更新してきたが、盗塁でも偉大な記録を打ち破った。X上の日本ファンも「まさか盗塁でイチロー超えするとは」「ベースサイズとかピッチクロックとか増加理由はあるけど、それでもイチローより盗塁する大谷さんは想像できなかった」などと驚きの声を上げていた。