ここ4試合で打率.287→.301に急上昇

　米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は22日（日本時間23日）、本拠地で行われたロッキーズ戦に「1番・DH」で先発し、9回に2試合ぶりとなる53号同点ソロを放った。5打数4安打2盗塁の大活躍で「53本塁打＆55盗塁」まで記録を更新中だ。さらに打率3割、30本塁打、30盗塁の“トリプルスリー”にも乗せたものの、他の数字が凄すぎて目立たない事態に。日本のファンからは「気付いてない人たくさんいそう」という声が上がっている。

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　大谷は19日（日本時間20日）に敵地マイアミで行われたマーリンズ戦で6打数6安打、3本塁打10打点、さらに2盗塁という大爆発を見せた。これ以降の4試合で実に18打数14安打、打率.778を残してシーズン打率も急上昇。.287から.301まで引き上げた。

　打率3割復帰で、いわゆるトリプルスリーに乗せたことになる。ただ大谷の個人成績としては、スピードとパワーを兼ね備えた証明となる盗塁と本塁打が突き抜けており、トリプルスリーの影が薄くなるという異変が起きている。これにX（旧ツイッター）上の日本人ファンからは多数のコメントが寄せられた。

「気付いてない人たくさんいそう」
「355だけどw 異常w」
「異次元すぎてトリプルスリーって感じしない」
「53本塁打55盗塁だからスリーを凌駕していて全然違うんだよなぁ」
「50本塁打50盗塁の時点で既にトリプルスリーを超越した何かになっている気がする」
「日本人初のトリプルスリーだけど50-50が凄すぎて、あまり触れられてないリアル」
「53本塁打55盗塁のせいでトリプルスリーが霞む意味がわからない状態」

　大リーグでのトリプルスリー達成者には昨季のロナルド・アクーニャJr.（ブレーブス＝打率.337、41本、73盗塁）らがいるが、日本人はいない。残り6試合で変動する打率が最後の関門になるが、快挙を達成できるだろうか。