本塁打と盗塁でメジャー2位以内なら115年ぶり3人目

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は21日（日本時間22日）、本拠地ロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場。9回に盗塁を決め、今季53盗塁に到達した。更新し続ける本塁打と盗塁の記録は「52-53」となった。そんな中、米国の記者は大谷が近づく115年ぶりの偉業を紹介している。

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　大谷は52本塁打がア・リーグのジャッジ（ヤンキース）の54本塁打に次ぐメジャー2位、53盗塁が同じナ・リーグのデラクルーズ（レッズ）の65盗塁に次ぐメジャー2位につけている。パワーの本塁打とスピードの盗塁でメジャー上位にいることは異例のこと。

　MLB公式サイトのサラ・ラングス記者のXによると、本塁打と盗塁でともにメジャー2位以内だった選手は、1908年のホーナス・ワグナー（10-53）と、1909年のタイ・カッブ（9-76）の2人だけ。このまま2位以内で終われば、実に115年ぶり3人目の快挙となる。1909年は日本なら明治42年のことだ。

　本塁打はメジャー3位のサンタンダー（オリオールズ）の43本に9本差、盗塁はメジャー3位のトゥラング（ブルワーズ）の46個に7個差をつけ、どちらも2位以内は濃厚だ。右肘手術の影響により、打者に専念しているシーズン最終盤、あらゆる記録が大谷の活躍によって注目されている。