平野美宇、初の16強! 世界45位の難敵に快勝 48年ぶり世界女王へ快進撃
卓球の世界選手権(デュッセルドルフ)は1日、女子シングルス3回戦で世界ランキング8位のアジア女王、平野美宇(エリートアカデミー)が同45位・陳思羽(台湾)に4-1で快勝。2度目の出場で初の16強進出を決めた。
卓球世界選手権女子シングルス3回戦、2度目の出場で初のベスト16入り
卓球の世界選手権(デュッセルドルフ)は1日、女子シングルス3回戦で世界ランキング8位のアジア女王、平野美宇(エリートアカデミー)が同45位・陳思羽(台湾)に4-1で快勝。2度目の出場で初の16強進出を決めた。
第1ゲームを11-8で先取したが、第2ゲームは逆に8-11で奪われた。しかし、第3ゲームは強烈なフォアを繰り出し、デュースの末に12-10で奪取。勢いに乗ると、第4ゲームは11-7でものにし、最終ゲームも連取した。
直前に行われた女子ダブルス3回戦では石川佳純(全農)とのペアで前回覇者の丁寧、劉詩ブン組(中国)と対戦。世界ランキング1、2位の最強コンビに0-4のストレートで完敗を喫していたが、シングルスで雪辱した。
平野は4月のアジア選手権で地元・中国の世界1、2、5位の強敵を破り、史上最年少のアジア女王に君臨。ITTFが「ハリケーン・ヒラノ」と称賛し、一躍、世界の注目の的となっていた。
世界選手権で勝てば、日本女子では実に48年ぶりの快挙。偉業へ向け、快進撃を演じている。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer