敵地ブレーブス戦

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は16日（日本時間17日）、敵地ブレーブス戦に「1番・DH」で先発出場。5回の第3打席、内野ゴロの間に走者が生還し、107打点目を挙げた。次打者ムーキー・ベッツ内野手の打席中には49盗塁目に向けてスタートを切ったが、ベッツがスイングしファウルに。米実況が「カモン、ムーキー！」とジョークを飛ばしている。

　2-0で迎えた5回1死一、三塁の第3打席。大谷の打球は遊撃へのゴロとなった。ブレーブスは6-4-3のダブルプレーを狙ったが、一塁はセーフ。三塁走者ロハスが生還し、大谷は今季107打点目を挙げた。直後のベッツの打席。カウント0-2からの3球目で大谷はスタートを切った。ストライクゾーンに入る変化球をベッツはスイング。左翼へのファウルで49盗塁目は“幻”となった。

　メジャー史上初となる50本塁打＆50盗塁の「50-50」まであと3本塁打、2盗塁に迫っている大谷。米カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の実況席も49盗塁目を期待していたようで、実況のジョー・デービス氏は「カモン、ムーキー！」と冗談を飛ばした。解説のオーレル・ハーシュハイザー氏も「まあ、2ストライクだからね」と応じ、「ハハハハハ！」と笑った。

　デービス氏も「彼は振らないといけないもんね」と爆笑。ハーシュハイザー氏も「50-50が迫っているのはわかるけど……」と笑いつつ、「ムーキーは自分勝手じゃないよ」と念を押していた。デービス氏は「完全に冗談だよ」と補足。ハーシュハイザー氏も「わかっているよ」と頷いていた。