富樫「日本バスケ界にとって大きい」ホーキンソン「代表とは違う」盟友2人が語った渡邊雄太の存在
バスケットボールB1リーグの千葉ジェッツは15日、新本拠地「ららアリーナ 東京ベイ」にサンロッカーズ渋谷を迎え、2024-25シーズンのプレシーズンゲーム初戦を開催した。昨季までNBAで日本人最長の6季プレーした渡邊雄太が千葉Jに移籍後初出場。前半だけの出場で7得点、チームは65-72で敗れた。日本代表で共闘したSR渋谷のジョシュ・ホーキンソンは渡邊とマッチアップした感想を語った。
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バスケットボールB1リーグの千葉ジェッツは15日、新本拠地「ららアリーナ 東京ベイ」にサンロッカーズ渋谷を迎え、2024-25シーズンのプレシーズンゲーム初戦を開催した。昨季までNBAで日本人最長の6季プレーした渡邊雄太が千葉Jに移籍後初出場。前半だけの出場で7得点、チームは65-72で敗れた。日本代表で共闘したSR渋谷のジョシュ・ホーキンソンは渡邊とマッチアップした感想を語った。
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背番号1番がコートに立つと、4月に竣工したばかりの新アリーナがワッと沸いた。プレシーズンマッチにもかかわらず、チケットは完売。真新しいスタンドは7984人の観衆で真っ赤に染まった。富樫勇樹らとともに先発メンバーとして渡邊が紹介されると、一段と大きな歓声が沸き上がった。尽誠学園高を卒業後、11年間米国を主戦場としてきた渡邊にとって、Bリーグは初の舞台だ。
第1クォーター(Q)残り5分9秒にはミドルシュートで初得点。同2分30秒には速攻で抜け出し、富樫のパスからレイアップを冷静に沈めた。長年日本代表として共に戦った盟友との千葉での“初共演”に会場は熱狂。同じくパリ五輪で共闘したSR渋谷のホーキンソンとマッチアップする場面もあった。渡邊は前半のみ15分44秒の出場で7得点、2リバウンド。チームは65-72で敗戦した。
21得点、13リバウンドのダブルダブルと躍動したホーキンソンは、試合後の会見で渡邊や富樫との対戦を回顧。「代表で共に戦ってきたメンバーと対戦相手として戦うのはプレーヤーとしても楽しいし、ファンの方々も待ち望んで見てくれていると思う。代表の時とは違うパッションがある。そういう中で戦うのは新鮮だし、そんな中でも勝ちにこだわってやっていきたい」と語った。
渡邊とは試合前にも談笑。「久々に日本に戻ってきてどうアジャストしているのか、という話や戻ってきての感想を聞いた」という。一対一で向き合った場面については「マッチアップする機会があって嬉しかった」と笑顔を浮かべた。
クラブでも渡邊と同僚になった富樫は「彼の良さというか素晴らしさは知っている。チームメートとして彼がいることで違いが生まれる。それ以上に6年間NBAでプレーした選手が日本に戻ってくること自体が日本バスケット界にとっても凄く大きいこと。彼の強みを生かせるようにやっていきたい」と感慨深げにコメント。「コートでプレーできる喜びは今日も感じていたと思う」と渡邊の様子を振り返った。
29歳の渡邊は日本人最長となる6季、NBAでプレー。23-24年シーズンは2年契約を結んだサンズで開幕したが出場機会を増やせず、2月にトレードでグリズリーズに移籍。3月に負傷離脱して以降は22試合連続で欠場したままシーズンを終えていた。4月にはインスタグラムで生配信を行い、「メンタル的なこと」もあり休養していたことを告白。今季はBリーグでプレーすることも明言していた。
移籍先が注目される中、7月11日に千葉ジェッツが契約を発表。渡邊もインスタグラムで「また新たなプロバスケ人生を日本で一からスタートすると言う事で、背番号は『1』にしました。新しい環境での旅の始まりに本当にワクワクしています! 今後も応援よろしくお願いします!」などと報告していた。
(THE ANSWER編集部)