WTTチャンピオンズマカオ

　卓球のWTTチャンピオンズマカオは13日、準々決勝を行い、世界ランク8位の張本美和（木下グループ）が同6位の陳幸同（中国）を3-1で下し、4強入りを果たした。中国5本の指に入る強豪を撃破し、中国メディアからも称賛や警戒の声が上がっている。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今　2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
（W-ANS ACADEMYへ）

　中国メディア「卓球ネット」は「一人残った日本選手が陳幸同を逆転。16歳の天才が中国卓球の強敵に」との見出しで報道。第1ゲームは落とすも、その後は3連続でゲームを奪取した内容について、「陳幸同はランキング6位、中国女子卓球の五強の一人であり、外国人選手との試合では大変素晴らしい戦績を残し、精神的にも安定している」と陳幸同の強さを評価しつつも、「第1ゲームを落としたが、その後調子をどんどんと上げた」と張本の尻上がりな内容を評価した。

　その上で、「今後、中国卓球はますます張本美和を重視せざるを得なくなるだろう。陳幸同、王芸迪といった中国の主力も、陳夢、孫頴莎、王曼昱といった絶対的スターも、今後更にレベルアップしなければ、より大きな困難に直面することになるだろう」と続けた。

　また、準決勝で対戦する同1位の孫頴莎も中国メディア「新京報」にコメント。「この2年で実力が急速に上がっていて、若い選手たちの中でも際立った存在だ」と最大級の警戒を示した。