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54発137打点と比較しても「彼は特別」 日本でも活躍、メジャー434発男が“大谷のDH専任MVP”に太鼓判

米大リーグで通算434本塁打を放ち、楽天でもプレーしたアンドリュー・ジョーンズ氏がドジャース・大谷翔平投手のMVP獲得に太鼓判を押した。メジャーではこれまでDH専任選手がMVPを獲得したことはないが、「彼がやっていることは信じられない。特別なんだ」と絶賛している。

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

元楽天のアンドリュー・ジョーンズ氏が絶賛

 米大リーグで通算434本塁打を放ち、楽天でもプレーしたアンドリュー・ジョーンズ氏がドジャース・大谷翔平投手のMVP獲得に太鼓判を押した。メジャーではこれまでDH専任選手がMVPを獲得したことはないが、「彼がやっていることは信じられない。特別なんだ」と絶賛している。

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 昨年9月に右肘を手術した影響で、今季は打者に専念している大谷。ここまで144試合全てDHとして出場している。40本塁打&40盗塁の「40-40」に史上最速で到達。既に「47-48」まで伸ばしており、前人未到の「50-50」も射程圏内に入っている。主要打撃成績でも軒並み上位にランクイン。リーグMVPの筆頭候補に挙げられているが、DH制が導入された1973年以降、DH専任選手のMVP受賞は例がない。

 それでも大谷をMVPに推したのがMLB通算434本塁打のジョーンズ氏。米野球専門ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」に出演し、「申し訳ないが、オオタニを選ばなければいけないかもしれない」と発言した。司会を務めた元メジャーリーガーのエリック・クラッツ氏が即座に反応。「なぜ謝るんだ? デービッド・オルティスのコメントみたいな古臭い理由かい?」と問いかけた。

 オルティス氏は通算541本塁打で殿堂入りも果たしたDHの代表格。ただ2006年には54本塁打、137打点。OPS1.049を記録しながらもMVP受賞はならなかった。海外メディア「Z101」のヘクター・ゴメス記者のXによると、同氏は「彼ら(MLB)は、私がDHだったからMVPを与えないことについて、常に“問題”を抱いていた。今年はMLBの“かわいこちゃん”であるオオタニがレースにいる。彼らが何て言うか見てみようじゃないか」と発言したといい、同番組でも話題になっていた。

 オルティス氏は2003年から5年連続でMVP投票の上位5傑に入ったが、トップには届かなかった。ジョーンズ氏は「いやいや、デービッド・オルティスは見ていたよ。彼は良いシーズンを過ごしたし、良い数字を残したと思う」とオルティス氏を称えつつ、「ただ、彼がやっていることは信じられないことだと思う。特別だよ」と大谷の特異性を強調。DHで初のMVPに値すると絶賛した。

(THE ANSWER編集部)


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