本拠地カブス戦

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は11日（日本時間12日）、本拠地カブス戦に「1番・DH」で先発出場し、シーズン自己最多となる47号ホームランを放った。これでMLB通算218号とし、韓国の秋信守（チュ・シンス）に並んでアジア勢最多記録に。史上初の年間47本塁打＆47盗塁（47-47）に到達するなど、記録づくめの一発になった。打球速度118.1マイル（約190.1キロ）の超速弾。米実況も「弾丸のように消えていった！」と興奮気味に伝えた。

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　初回の第1打席、先発左腕ウィックスのスライダーを捉えた。打球はあっという間に右中間スタンドへ。先頭打者弾となる47号は打球速度118.1マイル、飛距離405フィート（約123.4メートル）の超速弾だった。米カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の実況スティーブン・ネルソン氏は「弾丸のように消えていった！」と興奮気味に伝えた。

　大谷はこの一発で、2021年に記録していたシーズン46本塁打の自己最多記録を更新。安打数、打点も試合前の時点でそれぞれ2021年を上回るキャリアハイの「164」「101」をマークしていたが、さらに更新した。さらにシーズン本塁打数の球団歴代3位に並び、2001年にショーン・グリーンが記録した49本の球団記録まであと2に迫った。

　メジャー7年目の大谷はこれで通算218本塁打。レンジャーズなどでプレーした秋信守のアジア人最多記録に並んだ。秋信守はMLBで16年間プレー。7度のシーズン20本塁打を放つなどしてきたが、大谷は異次元のスピードでこの領域に到達した。

　既にMLB史上6人目の年間「40本塁打＆40盗塁（40-40）」を達成し、前人未到の「50-50」も期待される大谷。これで史上初の「47-47」まで到達し、大記録までそれぞれ残り「3」としている。